99%への強い違和感
2011年11月01日
「我々は99%だ」というウォールストリートに端を発する先進国デモだが、先日、ついに東京にも波及した。ただ、彼らの主張には強い違和感をおぼえる。
まず、基本的な事実の確認だが、日本で格差が広がった根拠の一つとされる厚労省の貧困率調査だが、これは平均年収の分布から割り出した相対的貧困率に過ぎず、実際の困窮程度とは無縁である。
では、実際の日本人はどれくらい貧乏なのかというと、「Global rich list」というサイトにご自分の年収を打つ込んでみることをおススメしたい。きっとほとんどの日本人は世界の上位1%以内のお金持ちで、最後にサイト運営団体から寄付を要求されることだろう(平成22年度日本人雇用労働者の平均年収412万円は上位1%内)。
先進各国で若者の不満が高まっている背景には、 ・・・・・続きを読む
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- 城繁幸(じょう・しげゆき)
人事コンサルティング「Joe's Labo」代表取締役。1973年生まれ。東京大学法学部卒業後、富士通入社。2004年独立。人事制度、採用等の各種雇用問題において、「若者の視点」を取り入れたユニークな意見を各種メディアで発信中。代表作『若者はなぜ3年で辞めるのか?』『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか−アウトサイダーの時代』『7割は課長にさえなれません 終身雇用の幻想』等。
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