クルマ離れということがよく報じられるが、私は気持ちがクルマから離れたことは一度もない。そんな私があえて空気を読まず、アラフォーのクルマ好きとして言わせて頂く。「日本車を買いたい!」という衝動が全く起きないのだ。
社会人3年目に初めてクルマを買って以来、ずっと欧州車に乗っている。私にとってクルマとは人生最高の快楽の一つである。いくら、トヨタの86やスバルのBZRが話題になろうとも、私の購買意欲は刺激されない。デザインにも、スペックにも実に中途半端だと感じてしまうのだ。乗るのが恥ずかしいという気持ちすら湧いてくる。
欧州車はルックスも走りも官能的であり、ハンドルを握るのもアクセルを踏むのもいちいち楽しい。デザインも飽きないのだ。国内においてクルマは嗜好品か生活必需品のどちらかに偏る。その点において、日本車は実に中途半端なのだ。
欧州車好きには嬉しいニュースだが、昨年においては輸入車販売が実に好調だと伝えられている。特に昨年はアウディのA1が話題になった。最近の欧州車、特にドイツ車は1.4リットルくらいのエンジンを積み、ターボチャージャーを搭載しており、排気量が少ないものの、高いパワーを持ち、燃費も良いことが評価されている。もちろん、デザインのセンスもいい(個人的には、2000年代以降のメルセデスのデザインにはSLKとSL以外はガッカリしているが)。
一方、「ガラパゴスカー」と揶揄される日本車、特にHV、EVなどは本当にダメなのだろうか。
輸入車の攻勢が伝えられているものの、日本自動車販売協会連合会のデータによると、この1月〜3月の販売台数は対前年比で1.3倍〜1.5倍で推移している。ところが、エコカー補助金の復活などもあり、トヨタは1月〜3月の平均で1.63倍、ホンダも1.60倍、日産は1.54倍となっており、輸入車全体の1.30倍を大きく上回っている。もちろん、震災の影響、輸入車の売れる時期(決算月などの関係からか、毎年9月に売れる)などの関係もあるが、日本車も回復していることは見逃せない。
ただ、HV、EVに関して言うと欧州車好きの私には ・・・・・続きを読む
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- 常見陽平(つねみ・ようへい)
人材コンサルタント。株式会社クオリティ・オブ・ライフ フェロー。HR総合調査研究所客員研究員。実践女子大学・白百合女子大学・武蔵野美術大学非常勤講師。北海道札幌市出身。一橋大学卒業後、株式会社リクルート入社。とらばーゆ編集部、トヨタ自動車との合弁会社などを経て、玩具メーカーに移り新卒採用を担当。2009年株式会社クオリティ・オブ・ライフに参加。2012年に退社し、フェロー。就活、サラリーマンの今後をメインテーマに講演、執筆、研究・調査、コンサルティングなどに注力し、面白い社会人をデビューさせるべく奮闘中。
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