オマーンに3―0、ヨルダンを6―0と下して時点で、30年以上のサッカー取材経験がある記者が「こんなに強い代表は見たことがない」と話していたことを聞いた。全面的に肯定はできないが、否定もしない。オーストラリアと引き分けたことで評価が変わるのかどうか興味深いが、3戦を通して感じるのは、こんなに懐の深い試合ができるようになったのかという感慨だ。
中東勢の2チームは日本をリスペクトしすぎていたように思う。それは少し前の日本を思い起こせば、しかたないのかもしれない。インテル・ミラノ、CSKAモスクワ、さらにマンチェスター・ユナイテッド移籍と所属クラブを見ただけでも手ごわいと思ってしまうだろう。
当然、オマーンとヨルダンはゴール前を固める守りから試合に入ってきた。その網をこじ開けた日本の試合運びは巧みだった。
香川と岡崎が両翼に位置して相手DFの間隔を広げる。中央でスペースを見つけた本田にボールを入れれば、・・・・・続きを読む
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- 潮智史(うしお・さとし)
朝日新聞編集委員。1964年生まれ。87年入社。宇都宮支局、運動部、社会部、ヨーロッパ総局(ロンドン駐在)などを経て現職。サッカーを中心にテニス、ゴルフ、体操などを取材。サッカーW杯は米国、フランス、日韓、ドイツ、南アフリカと5大会続け現地取材。五輪は00年シドニー、08年北京、12年ロンドンを担当。著書に『指揮官 岡田武史』『日本代表監督論』。
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