ウェブロンザプラス

  • 政治・国際
  • 経済・雇用
  • 社会・メディア
  • 科学・環境
  • 文化・エンタメ
須藤靖
須藤靖

オーベイ化!よりアップル化

2012年04月06日

 大学の国際化やらグローバリゼーションなどというスローガンを耳にする機会が増えてきた。しかも、これは最近話題となっている大学の秋入学の主要目的とされているらしい。にもかかわらず、これらの単語が具体的に何をさしているのか、わかったようで実はわからない。今回は、それについて論じてみたい。

 まずは、日本人の学生にとっての国際化。これは第一義的には、英語を用いて世界中の人々と対等にわたりあえる力を養うことである。英語と限定したことに違和感を抱く方がいらっしゃるであろうことは承知の上だ。しかし好むと好まざるにかかわらず、英語で発表し、主張し、議論し、そして互いに理解し合うことなしには、現在の国際社会ではその先に進めない。

 もちろん社会的文化的な意味での理解は、英語圏に限る必要はないし、そうすべきでもない。より広く世界の文化の多様性を理解することを国際化と呼ぶとしても、英語力はそのために不可欠な第一歩である。それを前提とした上で、さらに必要に応じてさまざまな言語を身につけた人材を育成すればよい。しかしそのための英語力をつける教育は、日本の大学ではまだまだ不十分である。

 これは日本の大学において、・・・・・続きを読む

この記事の続きをお読みいただくためには、WEBRONZA+の購読手続きが必要です。

全ジャンルパック(月額735円)ご購読申し込み ログインする

WEBRONZA+(科学・環境 / \262(税込))を購読する方はこちら

朝日新聞デジタルのお申し込みはこちら

朝日新聞デジタル有料会員の方ならログインするだけ!

「朝日新聞デジタル」を有料購読中の方は、ご利用中のログインIDとパスワードで
WEBRONZAのコンテンツがお楽しみいただけます。

プロフィール

須藤靖(すとう・やすし)

東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授。1958年高知県安芸市生まれ。第22期・第23期日本学術会議会員。2009年よりプリンストン大学宇宙科学教室客員教授兼任。主な研究分野は観測的宇宙論と太陽系外惑星。著書に『ものの大きさ』、『解析力学・量子論』、『人生一般二相対論』(いずれも東京大学出版会)、『一般相対論入門』(日本評論社)、『三日月とクロワッサン』(毎日新聞社)などがある。

ページトップへ戻る

サイトポリシーリンク個人情報著作権利用規約特定商取引会社案内広告掲載サイトマップお問い合わせ