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深紅の大旗、沖縄へ 興南、史上6校目の春夏連覇

WEB新書発売:2010年9月10日
朝日新聞

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興南帰還、沖縄沸騰 「県民の熱い思い、結果導いた」

 第92回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)で優勝し、沖縄に深紅の大優勝旗をもたらした興南の選手たちは、地元で大歓迎を受けた。
 沖縄に向かう日本航空機。鹿児島・大隅半島を通過した午後6時25分ごろ、機長の機内放送が入った。「深紅の大優勝旗がただ今この瞬間、初めて本州、九州を離れ、沖縄に向かうため南の海を渡りました」。選手たちの偉業をたたえた歴史的なアナウンスに、機内は拍手に包まれた。
 那覇市の興南高校の体育館では8月22日夜、選手の家族や生徒、ファンら約3千人が集まり優勝報告会が開かれた。優勝旗を手に我如古盛次(がねこもりつぐ)主将や我喜屋優(がきやまさる)監督らがステージに上がると、「よくやったー」「おめでとー」と歓声がわいた。

 我喜屋監督は「深紅の大優勝旗を沖縄にお連れすることができた。県民の熱い熱い思いがこの結果を導いてくれた」と語り、我如古主将も「思い切りプレーできたのも県民のみなさんのおかげ」と感謝を口にした。
 主催者を代表し、朝日新聞西部本社の宮川政明編集局長は「圧倒的な存在感を甲子園で発揮し、大会を盛り上げていただいた。誇るべき監督や選手、沖縄県高野連の先生方、会場のみなさんたちとともに喜びを分かち合いたい」とあいさつした。
 2時間半前から選手らの到着を待っていた市立安謝小学校3年の目黒隼生さん(9)は「ぼくも興南高校に入って島袋投手のように活躍し、甲子園に行く」と声を弾ませた。
 お祝いムードは県内に広がっている。全品1割引きのセールをした近くの家具店の中磯美佐枝店長は「選手たちはいつも礼儀正しい。たっぷり感動をもらった分をお客さんに還元し、喜びを分け合いたい」という。
 「私たちは勝ちに来たんです。勝ちます、としか言えない」。興南の我喜屋(がきや)優監督は8月21日の決勝前に語った。「沖縄の悲願達成のために野球をしてきた。私も選手も県民も1回から9回まで気持ちを出し、全員野球をしたい」。沖縄勢は春の選抜大会で3度優勝したが、夏の選手権大会は準優勝が最高。夏の「壁」が立ちはだかっていた・・・

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