【お知らせ】WEB新書は閉店しました。

政治・国際
朝日新聞社

激震 鈴木宗男「退場」 北の大地の行方は…

WEB新書発売:2010年9月17日
朝日新聞

このエントリーをはてなブックマークに追加

行動力 惜しむ声 「罪を償って」批判も

 時に政府・与党の「大物」として、時に地域政党の代表として、浮き沈みを繰り返しつつ、道内政界や道民生活にさまざまな影響を与えてきたベテラン政治家が失職し、収監されることになった。新党大地代表の鈴木宗男衆院議員(62)=比例道ブロック。汚職事件などの上告棄却が判明した9月8日、鈴木議員は改めて強気の姿勢を見せたが、政界からの突然の退場宣告に行政・政界関係者や支持者らに衝撃が広がった。

 「北海道が元気になれば、日本が元気になる」。5年前の新党大地の旗揚げ以来、鈴木議員が幾度となく訴えてきたフレーズだ。地元への利益誘導をはばからない「古い政治」を象徴するとも指摘される内容。だが、道内の多くの人たちは、突然迎えた失職・収監に驚く一方、鈴木議員の訴えや力量を評価した。
 昨年の衆院選や7月の参院選で共闘した民主党北海道(道連)。代表の三井辨雄衆院議員=道2区=は「鈴木代表は大政治家で影響力がある。(10月の衆院道)5区補欠選挙や統一地方選を戦うにあたり、大きな打撃だ」と話した。補選では、民主党から立候補予定の中前茂之氏(38)が大地の推薦を受けるが、道連幹部は「この時期の収監で票の掘り起こしに影響が出かねない」と懸念。中前氏は「何とも申し上げられない」と語った。
 出身地域であり、かつて選挙区でもあったことから、強い影響力を持つ道東地域。鈴木議員の秘書だった蝦名大也・釧路市長は「地域に貢献してくれた国会議員なので非常に残念。本人も悔しいだろう」と同情。大地の推薦も受けて9月5日に再選された根室市の長谷川俊輔市長は「北方領土問題に精通され、解決に向け手腕を発揮されていた最中であり、非常に残念」と述べた。
 札幌市の上田文雄市長は、政治的な接点は薄いとされるが、「地域・北海道のために一生懸命頑張っていただいた方。宗男節があり、道民は鼓舞されるところがたくさんあったのではないか」と述べた。高橋はるみ知事は・・・

このページのトップに戻る