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特別版
朝日新聞社

心弾む色、コットン素材 高橋牧子のファッション分析〜2011春夏

初出:2011年2月25日
WEB新書発売:2011年2月25日
朝日新聞

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【色】
◇マカロンや柑橘系など美味しそうな色が満載
◇東京のまとふは日本の色の重ね
◇黄色はフレッシュなシトロンカラー
◇空や海の水色
◇ショッキング!エレクトリックピンクやグリーン
◇ドルチェ&ガッバーナのナチュラルでピュアな白
◇優しく甘いベージュ、ハチミツ、ミルク

【素材】
◇地球温暖化のせい? コットン、シルク、リネン大躍進。
◇マリエや夜のドレスもさっぱりとした綿
◇セリーヌ、ドリス・ヴァン・ノッテンはメンズシャツの綿
◇ナチュラルな麻やローシルク、さらりと着るシルクサテン
◇フェミニンに透ける「シアー」
◇ぱりっとしたデニム大復活
◇ふわふわのフェザー、揺れるマクラメのレザー
◇張りのあるボンディング

【柄】
◇花は写実的な絵画調
◇マリンの定番、くっきりボーダー
◇もっとも新鮮なのは、フルーツ、トロピカル柄
◇アフリカンのイメージのアニマル柄、ハッピーなチョウ
◇文字で発するメッセージ
◇華やかなパネル、スカーフ柄
◇ギンガムチェック
◇抽象的な絵画調




【色】
 パステル、ブライト、エレクトリックカラー……。社会に漂う閉塞感を払拭するかのように、明るく元気が出る色がどっと出てきました。
 フクシャピンクやスカイブルーなどきれいな色の作品を並べたクリスチャン・ディオール。デザイナーのジョン・ガリアーノは、「ファッションで世の中を変えることは出来ないけれど、人の気持ちを変えることは出来そう。もっと生活に色を取り入れて!」と話していました。
 インパクトの強い鮮やかな色を単色で楽しむという例も多いのですが、今シーズンはパッチワークのように明るい色同士を組み合わせる「色遊び」のような提案が新鮮です。対照的な補色同士を合わせて、メリハリをつけるブランドもありました。
 まずは甘いフレッシュパステルや明度の高いブライトです。

●マカロンや柑橘系など美味しそうな色が満載

 ストロベリーやローズ、ピスタチオにグレープ……。お菓子のマカロンのようになんだか美味しそうでウキウキしてくるようなスモーキーパステル。同様にシャーベットやアイスクリームなど冷たい感覚のパウダーパステルも。または、花の色。そして、果物の中でも柑橘系のレモンやオレンジなどアシッドカラーも出ています。
 フレッシュピンク、ローズ、マンダリン・オレンジ、マリーゴールド、スカーレット……。その場がぱっと華やかになるような赤やオレンジ、ピンク系が目立っています。ブルーガールはピンクの濃淡で変化をつけたミニドレス、ブリオーニは少しだけ深みを足した赤。キャシャルもオレンジやフクシャピンクです。
 ミラノのマルニやプラダは鮮やかなオレンジが印象的でした。

●東京のまとふは日本の色の重ね

 東京コレクションで注目されているブランドまとふは、和のカラーバリエーション。「日本の春と夏の風景などから色を探した」といいます。春の空や木々の芽吹き、田植えや夕立、猛暑の中に咲く花……。淡く、時に鮮やかな色を着物の「重ね」のように組み合わせています。

●黄色はフレッシュなシトロンカラー

 黄色の中で新鮮なのは・・・

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