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医療・健康
朝日新聞社

彼女はなぜ卵子を売ったのか ソウル、バンコク、東京を結ぶ点と線

初出:2011年7月27日
WEB新書発売:2011年8月5日
朝日新聞

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◇卵子提供、海渡る日本女性
◇卵子仲介、アジアで


卵子提供、海渡る日本女性

日本人夫婦向け、謝礼60〜70万円
 日本人の若い女性が日本人の不妊夫婦に卵子を提供するため、韓国やタイに渡っていることがわかった。この1年間で100人以上が、60万〜70万円の謝礼で提供していた。日本国内では第三者による卵子提供は認められていない。一方、韓国やタイの両政府も規制強化に乗り出した。

韓国・タイへ 年100人超
 日本人の卵子提供者を韓国やタイに送るあっせん業者は、東京やバンコクに少なくとも4業者ある。朝日新聞が3業者と、採卵で協力している現地の医療機関に取材したところ、2010〜11年に100人以上が提供していた。
 提供者はインターネットで募集している。約2週間の現地滞在中、排卵を誘発する注射を打つ以外は自由に行動できる。提供者への謝礼は、銀行口座に振り込まれる例が多い。
 卵子を求めるのは日本人の不妊夫婦で、提供者の写真のほか、身長や体重、学歴、血液型、自己申告の性格のデータなどを参考に選んでいる。費用は200万円台が多い。提供された卵子と夫の精子を体外受精させ、妻の子宮に移して出産するため、実子として届け出ている。


 これまで卵子を必要とする不妊夫婦の多くは米国でアジア系女性から提供を受けていた。費用は500万円前後かかっていた・・・

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