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世相・風俗
朝日新聞社

セックス、女の本音 「どうして拒むの?」セキララ告白

初出:2015年4月21日、5月19日、6月16日
WEB新書発売:2015年8月6日
朝日新聞

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 日本家族計画協会の調査によると、既婚者の44・6%がセックスレス。10年前から12・7ポイント増えた。女性側の理由の1位は「面倒くさい」。一方で、ひらひらレースの下着も浴衣も試したけれど、夫に「おまえは変態か!」と拒まれた主婦も。「この気持ちをどうおさめていいかわからない」。セックスのモヤモヤを、女性読者たちがぶつけます。

◇第1章 ごぶさた44%、どう思う?
◇第2章 どうして拒むの?
◇第3章 無理強いしないで


第1章 ごぶさた44%、どう思う?

 この数字、問題じゃないような、問題のような……。

 パートナーとの大切なコミュニケーションについて、セックスレスを糸口に、みなさんと考えていきたいと思います。まず、産婦人科医の宋美玄さんに聞きました。

◎添い寝で満足?
 既婚者のセックスレスが44・6%。驚きませんね。女性側の理由の1位「面倒くさい」には、複合的な要因があると思います。
 確かにめんどくさい面もある。でも、それを上回る何かがあるからする。なのに、しなくなっているのはなぜなのか。
 そもそも2人の気持ちが一致したときにするもの。いま平均初婚年齢が上がって、ノリノリでする年齢を過ぎて結婚する。子どもが欲しいからというセックスは、ある意味、特別なこと。そろそろ排卵日よ、あなたよろしくねと。欲望が多い世代の2人は自然に子どもができやすいが、欲望が下がってきた世代の2人が子どもをつくろうとすると、互いに求めて心のままにすることが遠くなっていく。
 20代でも「彼も自分もしたくない。抱き合ってるだけでいい。レスっていけないことなの?」という人が結構います。肌がふれあってればいいじゃないのと。ソフレ=添い寝フレンドで満足なんです。
 それに昔は、「○○と申しますが、□□さんいますか」って彼女の家に電話するコミュニケーション能力が必要でした。ラインがはやってから、いまや「ゴメン」もスタンプ。ゴメンも言えない人が機微の必要なセックスの誘いができるのか。



◎イヤという人も
 少し上の世代には、「面倒」どころか「イヤ」という人も少なくないですね。20歳くらいの子どもがいる夫婦の妻から「私は(しなくて)いいのに」って相談がよくあります。聞くと、「子育てを手伝わなかったのに夜だけ求めてきて許さないぞ」って。
 要は、世の中には断られているダンナが多いってこと・・・

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