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文化・芸能
朝日新聞社

ポケモンGOの革命 世界中で大ブームの位置情報ゲームの秘密

初出:2016年5月30日〜7月26日
WEB新書発売:2016年7月28日
朝日新聞

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スマホ向けのゲーム「ポケモンGO」が世界中で大ブームとなっています。AR(拡張現実)とジオロケーション(位置情報技術)を組み合わせ、おなじみのキャラクターたちを、あたかも現実に出現したかのように捕まえたり、戦わせたりできる面白さが受けています。米国でのスタートから、日本上陸、それに引き続く盛り上がりを時系列でフォローするとともに、現実化したリスク、人気の背景となった「ポケモン」というキャラクターづくりにかけた関係者の思いなどの関連記事をまとめ、社会現象となったゲームの本質に迫ります。

◇第1章 ポケモンGO、世界人気ゲットだぜ 米でダウンロード750万回以上(日本上陸前)
◇第2章 ポケモンGO、熱狂と混乱 米で1日2500万人利用・原発敷地侵入も(日本上陸前)
◇第3章 ポケモン探索、街中没頭 27歳記者、試しました
◇第4章 ポケモンGO、興奮上陸 国内配信 入手殺到・関連株高騰・充電池特需
◇第5章 ポケモンGO熱中注意報 交通事故、全国で36件 各地に殺到、住民困惑
◇第6章 「ポケモノミクス」波及期待 お店にアイテム・通信料無料の新プラン
◇第7章 ポケモンで集客、ビジネスに 飲食店・コンビニ…客数に応じ対価期待
◇第8章 人気ゲットし続けて、ポケモン20年 市場規模、累計4.6兆円 
◇第9章 ポケモン「人と人つないだ」 発売20年、社長語る


第1章 ポケモンGO、世界人気ゲットだぜ 米でダウンロード750万回以上(日本上陸前)


 任天堂などがつくったスマートフォンのゲーム「Pokemon GO」(ポケモンGO)が、爆発的な人気となっている。日本に先駆けてサービスを始めた米国では、750万回以上ダウンロードされた。日本でも近く遊べるようになり、ヒットが見込まれている。任天堂の業績回復につながると期待されていて、株価も上昇した。

 「ポケモンGO」は、ブランドを管理する「ポケモン」(東京)と米国のゲーム会社「ナイアンティック」、任天堂(京都)の3社が共同で企画した。
 豪州やニュージーランドでは2016年7月6日、米国でも7日(日本時間)からサービスが始まった。スマホの基本ソフト「アンドロイド」や「iOS」に対応しており、アプリを無料でダウンロードして遊ぶ。
 スマホの画面を見ながら街を歩き、隠れているポケモンを探すという設定だ。カメラのモニター機能と位置情報を利用して、現実世界がゲームの舞台となる。基本プレーにはお金はかからないが、ゲーム内で使う一部のアイテムに課金される。
 人気は急速に広がっている。米調査会社によると、ダウンロード数はすでに750万回以上に上る。米国ではスマホの画面を見ながら探してまわる人が続出した。立ち入り禁止場所に迷い込む人が出たり、ゲーム中の人を狙った強盗事件が起きたりして、地元の警察が注意を促す騒ぎになっている。
 ワイオミング州では、ポケモンを探して川の近くを歩いていた19歳の女性が、偶然に死体を発見する騒ぎも起きた。立ち入り禁止場所に入る人もいて、警察などは「午前1時に他人の家の裏庭に入って(ポケモンを)捕まえようなどと思わないように」「運転中にポケモンで遊ばないで」などと指摘している。
 豪州でも「署内に入らなくても獲得できます」と、立ち入らないよう呼びかけた警察もある。騒動はしばらく続きそうだ。・・・

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