政治・国際
朝日新聞社

蓮舫民進党は視界不良 ガラスの天井といばらの道

初出:朝日新聞2016年9月16日〜9月22日
WEB新書発売:2016年10月7日
朝日新聞

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 女性の社会進出を阻む「ガラスの天井」を突き破ることを掲げ、民進党新代表に決まった蓮舫氏。代表に押し上げたのは、民主党政権時代の失敗のイメージが薄いうえに、東京都知事のほか、世界各国で誕生している女性リーダーへの期待があるからだ。しかし、台湾籍騒動で「言うことが二転三転する」との批判や、野田佳彦元首相を幹事長に起用したことで、野党共闘への不安の声も出始めた。蓮舫新代表は「いばらの道でも登り続け、政権を担っていきたい」と意気込むが……。「蓮舫民進党」の発足を受け、野党のあり方を改めて考える。

◇ガラスの天井 蓮舫氏挑む 民進新代表就任
◇蓮舫氏、完勝でも多難
◇「野田幹事長」野党共闘に不安
◇年明け解散「十分可能性」


ガラスの天井 蓮舫氏挑む 民進新代表就任

 民進党新代表に決まった蓮舫氏(48)。タレントや報道番組キャスターから政界へ。女性の社会進出を阻む「ガラスの天井」を突き破ることを掲げ、参院議員13年目で野党第1党の党首に就いた。

 自民党の野田聖子元総務会長(56)は、蓮舫氏がキャスター時代からの飲み仲間で、「蓮(れん)ちゃん」「姉さん」と互いに呼ぶ間柄だ。「出会ったころの口癖は『絶対、私は政治家になりません』だった」。それでも蓮舫氏には政治家としての資質を感じたといい、自民党からの立候補を勧めたこともある。
党を超えた同志
 民進と自民で政党は違うが、2人は「ガラスの天井」に挑む同志だという。蓮舫氏は2016年8月下旬、「自民党は女性候補が手をあげても、(立候補に必要な推薦人を)はがす政党。私が代表になったら、違いが明確になる」と話した。野田氏が15年秋の総裁選で推薦人を集められずに断念した経緯を強く意識した発言だ。
 野田氏は、蓮舫氏の代表選出馬が取りざたされると、電話して「頑張れ」と励ました。「私のあのつたない行動が、彼女の背中を押せたなら、女冥利(みょうり)に尽きます」と・・・

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蓮舫民進党は視界不良 ガラスの天井といばらの道
216円(税込)

女性の社会進出を阻む「ガラスの天井」を突き破ることを掲げ、民進党新代表に決まった蓮舫氏。代表に押し上げたのは、民主党政権時代の失敗のイメージが薄いうえに、東京都知事のほか、世界各国で誕生している女性リーダーへの期待があるからだ。しかし、台湾籍騒動で「言うことが二転三転する」との批判や、野田佳彦元首相を幹事長に起用したことで、野党共闘への不安の声も出始めた。蓮舫新代表は「いばらの道でも登り続け、政権を担っていきたい」と意気込むが……。「蓮舫民進党」の発足を受け、野党のあり方を改めて考える。[掲載]朝日新聞(2016年9月16日〜9月22日、6500字)

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