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朝日新聞社

若者の性と結婚・朝日新聞が報じると… 1980年代から現在まで

2016年11月17日
(20700文字)
朝日新聞

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 若者の「恋愛離れ」「結婚離れ」「セックス離れ」がささやかれる昨今ですが、実は1980年代から同じような現象は指摘されていました。「若者の8割『独身』願望」「セックスよりも、今は一緒にいるのが楽しい」「草食系ブーム」「年の差婚」「恋愛氷河期」「人工知能コン」「高校生でも親子風呂」などなど、若者の愛と性をとりあげた記事を時系列でまとめてみました。

◇第1章 若者の8割「独身」願望 結婚は男27、女24歳 厚生省調査(1988年)
◇第2章 新結婚難時代 『女心の変化』にうとい男性、女性に自分見つめない傾向(1989年)
◇第3章 恋愛「いまどき」考 「愛」はモザイク状に展開(1997年)
◇第4章 あなたは「草食系」ですか? 若いほど強まる傾向(2010年)
◇第5章 年の差婚、男女の事情 心もお金も頼れる人求め(2011年)
◇第6章 時代はロールキャベツ系?(2011年)
◇第7章 性教育、先生は女子大生(2013年)
◇第8章 理想の恋人欲しい 「お薦め」合コン中に解析(2016年)
◇第9章 恋人はいらない、親ラブ(2016年)
◇第10章 「恋人なし」は自己責任?(2016年)


第1章 若者の8割「独身」願望 結婚は男27、女24歳 厚生省調査(1988年)

 男性の大半は27歳、女性は24歳で結婚し、2―3人の子供を望んでいるが、一方で若者の圧倒的多数が「独身にメリットあり」と考えている――1988年9月19日まとまった厚生省人口問題研究所の独身者の結婚観についての全国調査で、こんな若者意識の一断面が浮かび上がった。24時間店舗の出現や独身者に対する社会の寛容さなどで「一人身の生活しやすさ」が進む中、晩婚傾向は「加速しそうだ」と同省は分析している。

 調査は、最近の晩婚化、出生率低下の原因を解明する目的で昭和57(1982)年から5年おきに実施。2回目の今回は、昨年6月、全国400地区の18歳から35歳未満の独身男女約6000人を対象に行われた。
 〈メリット〉結婚、独身それぞれの利点を尋ねたところ、男性の81%、女性では88%が「独身に利点あり」と回答。年齢にかかわりなくその率は高くなっており、その独身のメリットとして多くが「行動の自由」、とりわけ女性は「友人との広い交際」を挙げている。
 〈理想追求〉とはいえ「生涯独身志向」派は5%弱。大半の若者が「いずれは結婚したい」と答え、その60%ほどは「恋愛結婚」を志向、「見合い結婚」派は2%以下に減っている。しかし、男性の約50%、女性の約40%が「ただいま恋人なし」。「相手を求める場が思いつかない」という人が双方とも平均30%を超える。
 20代後半以上の女性の2人に1人、30代前半では3人に2人が「理想の相手が見つかるまでは結婚しない」とあくまで「初志貫徹」型。女性の高学歴化が目立つ中、こうした傾向がさらに進めば、女性の晩婚化により拍車がかかることは確実、と同省は指摘している。
 〈婚前交渉〉ハイティーンでは男子の4人に1人、女子の6人に1人が、20代前半では男性の2人に1人、女性の3人に1人が「性体験あり」。しかし、同せいしている人は、男女とも1%に満たず、過去に同せい経験のある人を含めても3%足らず。デンマークやスウェーデンなどで、20代前半で40%近くが同せいしている実態とは、まだ大きな差がある。
 〈親との同居〉男性の62%、女性の40%が「結婚後、親と同居しようと思う」。だが、その割合は前回調査と比べ、男性では10%、女性では17%もダウン。「結婚直後から同居する」というのは、男性でも22%、女性では7%にとどまる。とくに「相手の親との同居」では、「同居敬遠」派が男性の46%、女性の33%と前回より2倍も多くなっている。親たちは「子に頼らぬ老後生活の設計」が、今後ますます重要になりそうだ・・・

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若者の性と結婚・朝日新聞が報じると… 1980年代から現在まで
216円(税込)
  • 著者古森勲、高橋敬康、国沢利栄、大嶋辰男、佐藤修史、山本奈朱香、多鹿ちなみ、渡辺洋介、千葉卓朗、高橋美佐子、浜田知宏
  • 出版社朝日新聞社
  • 出版媒体朝日新聞

若者の「恋愛離れ」「結婚離れ」「セックス離れ」がささやかれる昨今ですが、実は1980年代から同じような現象は指摘されていました。「若者の8割『独身』願望」「セックスよりも、今は一緒にいるのが楽しい」「草食系ブーム」「年の差婚」「恋愛氷河期」「人工知能コン」「高校生でも親子風呂」などなど、若者の愛と性をとりあげた記事を時系列でまとめてみました。(1988年9月20日、1989年10月13日、1997年1月4日、2010年7月10日、2011年10月12日、12月21日、2013年12月28日、2016年1月3日、1月6日、6月25日、20700字)

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