世相・風俗
朝日新聞社

「死ぬまでセックス」は勘弁してほしい 男性誌の見出し・女性の見方

初出:朝日新聞2016年10月18日、11月15日、12月20日
WEB新書発売:2016年12月28日
朝日新聞

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 男性誌の広告を飾る「死ぬまでセックス」「死ぬほどセックス」といった見出し、どう思いますか? 男性誌の性愛特集について、女性読者に話し合ってもらいました。一方で、女性の悩みに寄り添い、創刊100年を迎えた雑誌「婦人公論」の性愛体験手記は、なぜ広範囲な世代の支持を集めるのかについても考えてみます。2016年の恋愛、性愛を振り返る読者からの投稿を紹介する「私の恋愛事件簿」とあわせ、人気連載「女子組 オトナの保健室」の最新記事を電子書籍化しました。

◇第1章 おじさん、勘違いやめて
◇第2章 赤裸々体験、集まる共感
◇第3章 2016年、私の恋愛事件簿


第1章 おじさん、勘違いやめて

 新聞や電車の広告で見かける男性向け雑誌の「死ぬまでセックス」「死ぬほどセックス」といった見出し、どう思いますか? 男性誌の性愛特集について、女子組の読者に話し合ってもらいました。

◎セクハラを生む? 教科書的な内容も 男性誌の性愛特集
 ――読んでみた印象は?
 Aさん(27歳) 若い女性のコメントが印象的だった。「おじさんがかわいい」「プニッとしたおなか周りの肉がいい」とか。周りに結婚している子は少ないけど、もし友人が50、60代の男性と関係を持ったら、ギョッとするというか……。「父親以上の年齢だけど大丈夫? 結婚を視野に入れてちゃんと考えようよ」と言いたくなる。こんな記事が出るから、セクハラが減らない。「若い子は僕らが行っても大丈夫」と勘違いする。

 Bさん(52歳) 男性向けに、いいように書かれている。女性も特集の取材ではマイナス面は語らないので、本心なのか疑問。昨日、中小企業の社長をしている60代男性に聞いたんです。こうした特集はインパクトがあるから「おっ」と思うけど、内容は想像がつく、と。ただ、その方も「若い子が俺らを勘違いさせる」と。「違うってば」と説得しました。ゴルフで「わーすごい」とほめても、それはゴルフの腕を指しています。

 Cさん(47歳) 「おじさんは嫌だ」なんて書いたら、雑誌が売れませんもん。私は若いころ、おじさんが好きだった。バブル時代のせいかもしれませんが、お金持っているし、やさしいし。でも、飲み会でのセクハラは常にありました。

 Aさん 大学のサークルで男子が女子の前でアダルトビデオをスマホで見ていた。この子ええなあ、とかそんな話が飛び交う。「興奮するためじゃなく、楽しむため」と先輩が説明していたが、雑誌もその類いなのだろうか。

 Cさん いまはないけど、女性誌「微笑」に載っていた普通の女性の話がリアルだった。高校生のとき、放課後に友達とこっそり読んだ。女子校で経験もなかったので、雑誌で情報を収集した。

 Aさん 男性誌の特集なんて、女性を性のおもちゃとして見ているだけだと思っていたけど、男性に知っていてほしい教科書的な内容もあった。例えば女性の体の触れ方。女性を心地よくさせるという視点はいい。でも、誰もがそれを求めているわけじゃないし、若い子がおじさん好きと限らないことだけは訴えたい。

――「死ぬまで」はどうですか?・・・

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「死ぬまでセックス」は勘弁してほしい 男性誌の見出し・女性の見方
216円(税込)

男性誌の広告を飾る「死ぬまでセックス」「死ぬほどセックス」といった見出し、どう思いますか? 男性誌の性愛特集について、女性読者に話し合ってもらいました。一方で、女性の悩みに寄り添い、創刊100年を迎えた雑誌「婦人公論」の性愛体験手記は、なぜ広範囲な世代の支持を集めるのかについても考えてみます。2016年の恋愛、性愛を振り返る読者からの投稿を紹介する「私の恋愛事件簿」とあわせ、人気連載「女子組 オトナの保健室」の最新記事を電子書籍化しました。(2016年10月18日、11月15日、12月20日、6700字)

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