世相・風俗
朝日新聞社

「産みたい」母の平手が飛んだ ゼロ年代の10代の性

2016年12月22日
(9000文字)
朝日新聞

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妊娠がわかったのは夏休みが終わったころ。母はひきつった顔で言った。「その年でそんなことをして、汚い」「でも私、産みたい」。ほっぺたに平手が飛んできた――。90年代後半から世紀の替わり目にかけて、10代の性行動の変化が度々話題となった。高校3年生の性交経験率は増加の一途をたどり、10代の中絶件数、若年層の性感染症も増えた。いったい、10代の性に何がおきたのか……。性を通して変容する家族を描き、大きな話題を呼んだ長期連載「性からみる家族」第2シリーズ「つないだ手は 10代の性」を電子書籍化しました。取り上げたテーマ:「高校生の妊娠中絶」「出会い系サイト」「深く愛せない恋愛」「包茎手術」。

◇第1章 「産みたい」。母の平手が飛んだ
◇第2章 ネットの中、母は別の顔
◇第3章 彼氏ってブランド品かな
◇第4章 男の悩み、父には言えない
◇第5章 シングルマザーを選んだ娘
◇第6章 読者からの反響200通
◇第7章 データで見ると


第1章 「産みたい」。母の平手が飛んだ

 夜、本棚に隠したノートを取り出す。
 「今日は星がきれいだったよ」「学祭の準備に追われています」
 高校1年だった2000年の秋から書き始めた日記は、もう3冊目になる。
 1冊目の最初のページには「ごめんね」。
 あの子への謝罪だった。
    ◇
 妊娠がわかったのは00年の夏休みが終わったころ。親の希望通り進学校に入学し、半年になろうとしていた。
 彼の家で妊娠検査薬を試し、念のため2人で病院にも行った。帰り道、「産むんだったらおれが稼ぐよ」と彼は言ってくれた。うれしかった。でも、学校はどうしよう。親に言わなくてはいけない。動揺していた。
 家に戻り、妊娠を告げる。母は引きつった顔で言った・・・

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「産みたい」母の平手が飛んだ ゼロ年代の10代の性
216円(税込)

妊娠がわかったのは夏休みが終わったころ。母はひきつった顔で言った。「その年でそんなことをして、汚い」「でも私、産みたい」。ほっぺたに平手が飛んできた――。90年代後半から世紀の替わり目にかけて、10代の性行動の変化が度々話題となった。高校3年生の性交経験率は増加の一途をたどり、10代の中絶件数、若年層の性感染症も増えた。いったい、10代の性に何がおきたのか……。性を通して変容する家族を描き、大きな話題を呼んだ長期連載「性からみる家族」第2シリーズ「つないだ手は 10代の性」を電子書籍化しました。取り上げたテーマ:「高校生の妊娠中絶」「出会い系サイト」「深く愛せない恋愛」「包茎手術」。(2001年9月9日〜9月26日、9000字)

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