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朝日新聞社

日本会議をたどって〔2〕 建国記念、教科書、女系天皇を経て現在まで

初出:朝日新聞2016年11月30日〜12月12日
WEB新書発売:2017年1月12日
朝日新聞

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 安倍政権を支える有力な政権基盤の一つとなった「日本会議」の、源流をたどる連載第二弾。今回は、建国記念の日の式典、歴史教科書運動、教育基本法改正、そして陣営の意見が分かれた女系天皇問題について取り上げます。

◇第1章 建国記念、「政府主催」求める
◇第2章 聖寿万歳は外せない
◇第3章 新しい教科書をつくる
◇第4章 なぜ神奈川で強いのか
◇第5章 教育基本法改正、その先に憲法
◇第6章 「みんなで参拝」は実現したが
◇第7章 自民下野「保守は結束しろ」
◇第8章 女系天皇、揺れた保守
◇第9章 保守運動をつなげた実務力


第1章 建国記念、「政府主催」求める

 建国記念の日の2016年2月11日、東京・明治神宮の神宮会館で式典が開かれた。主催は「日本の建国を祝う会」。会長の大原康男(74)が「政府が奉祝式典を挙行するのは至極当然」と強調すると、約1200人(主催者発表)から大きな拍手が起きた。
 大原は国学院大名誉教授(宗教行政論)で、日本会議の政策委員会代表を務める。政府・自民党に対し、式典の「政府主催」を訴えてきた。
 2012年衆院選の政権公約で、自民党は「政府主催」を明記した。なのに約束は果たされない。今年の式典でも、来賓の自民党副総裁・高村正彦(74)は「政府主催」について言及しなかった。

 この問題に携わった自民党議員の一人はいう。「外交ではもちろん、与党内でも軋轢(あつれき)を生む。そもそも政教分離の問題もあり、機運の醸成ができていない」
 神武天皇をまつる橿原神宮(奈良県)遥拝(ようはい)、国歌斉唱、紀元節の歌、日本会議名誉会長・三好達(とおる)(89)の発声による「天皇陛下万歳」……。式典はこんな段取りで進んだ。・・・

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日本会議をたどって〔2〕 建国記念、教科書、女系天皇を経て現在まで
216円(税込)

安倍政権を支える有力な政権基盤の一つとなった「日本会議」の、源流をたどる連載第二弾。今回は、建国記念の日の式典、歴史教科書運動、教育基本法改正、そして陣営の意見が分かれた女系天皇問題について取り上げます。[掲載]朝日新聞(2016年11月30日〜12月12日、11300字)

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