教育・子育て
朝日新聞社

学校農園で働いて貧困脱出 子ども支援、米国のまちから

2017年02月16日
(5800文字)
朝日新聞

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 米国南部アラバマ州の高校。放課後、敷地内の畑で生徒たちが農作業に励む。普通の課外活動と違うのは、時給が10ドル支払われることだ。運営するNPOは、小学校とも連携し、子どもらが育て、収穫した野菜を近隣の住民らに販売する。子どもたちは活動に参加することで、自信をつけ、自己肯定感が高まるという。カフェの運営、病院やコミュニティーセンターなどで働く職業プログラム……「大切なのは賃金が支払われること」だ。試行錯誤する米国NPOの取り組みをリポートする。

◇第1章 米国の若者、食物でつながる
◇第2章 職業体験、賃金とセットで
◇第3章 自立の道へ、親子まるごと支援


◇第1章 米国の若者、食物でつながる


 子どもの貧困を何とかしようと、自治体や地域で対策が始まっています。より深刻な格差を抱える米国では、民間による試行錯誤が続いています。日本のこれからを考えるため、長く貧困と格闘してきた米国の取り組みを報告します。

◎学校と連携、活動参加で自信

時給10ドル、NPOの農作業インターン

 南部アラバマ州にあるウッドローン高校。放課後、敷地内の畑で生徒らが土を耕し、手作業で苗を植え始めた。課外活動として2016年9月に作付けを始め、生徒ら約20人が参加する。
 普通の課外活動と違うのは、時給が10ドル支払われることだ。高校と連携するNPO「ジョーンズバレー ティーチングファーム」がインターンシップとして払う。地元のファストフード店のバイト代より高いという。
 3年生の男子(18)は障害のある母親と2人暮らし。光熱費や通信費を払えず、週末に教員宅の芝刈りのバイトをしたり、教会に援助を求めたりしてしのいでいた。活動に参加し、2週間で約250ドルを手にした。「これがなかったら今頃どうなっていたか」・・・

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学校農園で働いて貧困脱出 子ども支援、米国のまちから
216円(税込)

米国南部アラバマ州の高校。放課後、敷地内の畑で生徒たちが農作業に励む。普通の課外活動と違うのは、時給が10ドル支払われることだ。運営するNPOは、小学校とも連携し、子どもらが育て、収穫した野菜を近隣の住民らに販売する。子どもたちは活動に参加することで、自信をつけ、自己肯定感が高まるという。カフェの運営、病院やコミュニティーセンターなどで働く職業プログラム……「大切なのは賃金が支払われること」だ。試行錯誤する米国NPOの取り組みをリポートする。[掲載]朝日新聞(2017年1月30日〜2月1日、5800字)

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