世相・風俗
朝日新聞社

女子力なければいけませんか? サラダ取り分けから女子力男子まで

初出:朝日新聞2017年1月22日、1月29日、1月30日
WEB新書発売:2017年2月23日
朝日新聞

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「女子力、高いね」。こんなことを言われたことはありませんか? ちまたで言われる「女子力」、女性自身が考える「女子力」。「女子力男子」という言葉もあり、この言葉にポジティブな意味を感じる人もいれば、ネガティブな印象を受ける人もいます。朝日新聞デジタルで、2016年12月26日〜1月24日にかけて実施したアンケート結果(回答数1621)を元に、「女子力」という表現に透けて見える現代の価値観のありようを探ってみました。

◇第1章 そのイメージ
◇第2章 そのもやもや
◇第3章 メディア


第1章 「女子力」ってなに?

 「女子力」という言葉にどんなイメージを抱きますか?
 「女子力」は社会でどのような意味合いで使われていると感じますか?
 などと問いかけた朝日新聞デジタルのアンケートに、1100を超える声が集まっています。こまめにお酌、さっと差し出すばんそうこう。「女子力高い」とされる振る舞いや、女性にばかり多くを期待されることへの「もやもや」。寄せられた声と、米国出身の女性がなぜこの言葉を卒業論文で取り上げ、何を感じたのかを紹介します。

◎「気配り=女性」の呪縛
 「女子力」はどんな場面で使われているのでしょう。朝日新聞デジタルのアンケートから。

 ●「公立中学校の担任から、ことあるごとに『女子力が低い』と指摘・指導される。古くからある性差別を流行に乗って言い換えただけの、非常に不愉快な言葉である。私学の女子校ならいざ知らず、今の時代に『女性だからこうあるべき』という指導をするのは控えて欲しいと思う。教師の言葉の示す中身が、主に『家事が得意』『気配りができる』であることに憤りを覚える」(大阪府・10代女性)

 ●「料理をしてSNSに写真を載せた際に、フォロワーの女友達から『女子力アピールウザい』という旨のリプライをもらった。居酒屋で料理がきた際に、『ほら、女子力発揮して』と取り分けを要求された。世間で言われている女子力とは、その内容は女子にのみ求められるものではないはず。女子ができていないと何かがっかり、女子にやってもらった方が気分が良い、そんなのは受け手側の勝手な都合だと思う。そういった概念がいわゆる女子力がない女性をじわじわと追い詰め、女子力を見せる女子を攻撃させてしまう原因の一つかと・・・

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この記事の続きは、WEB新書でお読みいただけます。

女子力なければいけませんか? サラダ取り分けから女子力男子まで
216円(税込)
  • 著者三島あずさ、錦光山雅子、林亜季、山本奈朱香、杉山麻里子
  • 出版社朝日新聞社
  • 出版媒体朝日新聞

「女子力、高いね」。こんなことを言われたことはありませんか? ちまたで言われる「女子力」、女性自身が考える「女子力」。「女子力男子」という言葉もあり、この言葉にポジティブな意味を感じる人もいれば、ネガティブな印象を受ける人もいます。朝日新聞デジタルで、2016年12月26日〜1月24日にかけて実施したアンケート結果(回答数1621)を元に、「女子力」という表現に透けて見える現代の価値観のありようを探ってみました。(2017年1月22日、1月29日、1月30日、9300字)

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