経済・雇用
朝日新聞社

午後6時に強制退社 うちの会社の働き方改革

初出:朝日新聞2017年2月20日〜3月13日
WEB新書発売:2017年4月6日
朝日新聞

このエントリーをはてなブックマークに追加

 食品大手「味の素」は毎週水曜日が午後6時強制退社の日。社員食堂では毎朝、モーニングサービスが振る舞われ、仕事の朝型シフトを促している。がんやメンタル不調になっても、治療と就業時間を調整しながら働ける「コープみらい」。たくさん歩くなど健康によい生活を送ればボーナスが増えるITサービス大手「SCSK」。顧客の対応に追われて深夜まで残業し、時には徹夜や休日出勤も――そんな働き方をしていた会社が、働き方を見直し始めています。新たな動きを紹介します。

◇第1章 人材確保へ、減らせ労働時間
◇第2章 ブランク後も戦力として/退社・育休後の復職、支援の動き
◇第3章 仕事続ける、がんになっても
◇第4章 社員の健康づくり、応援


第1章 人材確保へ、減らせ労働時間


◎18時強制退社+無料朝食で朝型に
 水曜日の午後5時50分。東京・京橋にある食品大手、味の素の本社出入り口には、帰宅を急ぐ社員の列ができていた。人事部労務グループ長の森卓也さん(50)もその一人。
 「今日は帰って家族との食事を楽しみます」
 この時間に列ができるのは、毎週水曜日が「午後6時強制退社」の日とされているからだ。時間を超えて会社に残るには、上司の許可を得なければならない。許可がないと、部屋の電気が強制的に消えてしまう。



 水曜日以外でも、午後8時には同様に電気が消える。「『早く帰る』と言い出しにくい部署があるのも事実。だから、こういう強制的な取り組みが必要なんです」と森さんは話す。
 社員食堂では毎朝、モーニングサービスが振る舞われる。パンとコーヒー、バナナを無料で食べられる。本社に勤める約1千人のうち、毎日150人ほどが利用しているという。強制退社とモーニングの「両面作戦」で、仕事の朝型シフトを促す狙いがある・・・

購入する

この記事の続きは、WEB新書でお読みいただけます。

午後6時に強制退社 うちの会社の働き方改革
216円(税込)

食品大手「味の素」は毎週水曜日が午後6時強制退社の日。社員食堂では毎朝、モーニングサービスが振る舞われ、仕事の朝型シフトを促している。がんやメンタル不調になっても、治療と就業時間を調整しながら働ける「コープみらい」。たくさん歩くなど健康によい生活を送ればボーナスが増えるITサービス大手「SCSK」。顧客の対応に追われて深夜まで残業し、時には徹夜や休日出勤も――そんな働き方をしていた会社が、働き方を見直し始めています。新たな動きを紹介します。(2017年2月20日〜3月13日、6500字)

    スマートフォン、タブレットでも読めます。

    Facebookでのコメント

    このページのトップに戻る