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朝日新聞社

いまどきの地方移住 高齢者より現役世代・農村より都市志向…

初出:朝日新聞2017年4月1日〜29日
WEB新書発売:2017年5月25日
朝日新聞

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 東京一極集中の弊害などから「地方移住」への関心が高まっているが、誤解が多い。「社会を引退したお年寄りが農村に移住して悠々自適」といったイメージを抱きがちだが、実像はやや異なる。今は現役世代の方が関心が高く、移住希望先も「地方都市」が「農村」や「山村」を上回っている。

◇第1章 どうして移住ブームが起きたの?
◇第2章 移住情報の発信拠点へ行ってみよう
◇第3章 やってみよう「体験」や「お試し」
◇第4章 意外な「先進地」、多彩な取り組み
◇第5章 働く世代がブームの中核に


第1章 どうして移住ブームが起きたの?

 地方への移住ブームが広がりを見せています。定年後のシニア世代の田舎暮らしという悠々自適組に加えて、現役世代の地方志向もかなり顕著になっているのです。移住先選びのノウハウを探りました。
 ※得子=金融リテラシーを勉強中の元気な女子。金太郎=マネー情報に無関心で過ごしてきたのんびり男子。

 金太郎(かねたろう) 大学の同級生夫婦が出産を機に、どこか地方へ移住して暮らしたいって言ってるんだ。

 得子(とくこ) あら偶然ね。隣に住む夫婦も定年後、子どもが独立したので、いま2人の間で移住の話が具体化しているんだって。私も「情報通」として相談されてるの。

 金 得ちゃんは何でもよく知ってるよね。で、例によって「知っ得」な方法が見つかったわけ?

 得 いえいえ。生活拠点を変えるのが移住でしょう。人生の中ではとても大きな決断だし、保険や税金などのマネー指南とは根本的に違うよね。まず私は、「移住」をめぐる概況を大ざっぱにつかんでおこうと思ったの。今回はややマクロな視点から入るわよ。

 金 得ちゃんらしい。でも、理屈はいいから具体的な情報をちょうだいよ。どこがいいの? 最近のトレンドは? 生活費はいくら・・・

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いまどきの地方移住 高齢者より現役世代・農村より都市志向…
216円(税込)

東京一極集中の弊害などから「地方移住」への関心が高まっているが、誤解が多い。「社会を引退したお年寄りが農村に移住して悠々自適」といったイメージを抱きがちだが、実像はやや異なる。今は現役世代の方が関心が高く、移住希望先も「地方都市」が「農村」や「山村」を上回っている。(2017年4月1日〜29日、7200字)

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