教育・子育て
朝日新聞社

宇都宮女子高・青春スクロール 校風は自由、自主自立を尊重

初出:朝日新聞2015年5月13日〜7月1日
WEB新書発売:2017年6月8日
朝日新聞

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 明治維新から間もない1875年、宇都宮女子高は創立(当時の名称は「栃木女学校」)された。卒業生には各界に多彩な人材が多い。ある女性アナウンサーは、私服通学だったのでためしにはんてんを着ていったら、担任から「行き過ぎ」と注意されたことがある。しかし、「もう一度通いたい」と当時を懐かしむ。同校卒業生たちの青春を振り返る。

◇第1小 白百合の園、意欲的な研究者を輩出
◇第2小 自由な校風、ステージへ才能送り出す
◇第3章 合唱やオーケストラ、音楽の才能育む
◇第4章 与党と野党・国と地方、多様な道で活躍
◇第5章 そばにいつも本、表現力を鍛え開花
◇第6章 汗を流し鍛えたパワフルな仲間たち
◇第7章 高野悦子も苦悩 部活、できなくても好き
◇第8章 操橋を渡った日々、今も心に生きる


第1小 白百合の園、意欲的な研究者を輩出

 宇都宮女子高校は1875(明治8)年に栃木女学校として創立された。まだ維新後の混乱が続いた時代。それから歴史を刻み、今年で創立140周年を迎える日本で最古の公立女子校は、社会に貢献する人材を輩出し続けている。「強健実践」「自主創造」「温雅清純」などを重んじ、校章は気高さと美しさの象徴のマドンナリリー。咲き誇る白百合の園(その)で育ったOGたちの青春を振り返る。

 4月7日、肌寒い雨が降る中で宇都宮女子高(以下、宇女高〈うじょこう〉)の入学式が行われた。体育館には「白百合よ、貴(たか)きをめざせ」の横断幕。オーケストラ部の「威風堂々」の演奏にあわせ、279人の新入生が入場してくる。1日に就任した新校長、萩原伸二が名前を読み上げられた生徒に向かって「入学を許可する」と高らかに伝える。希望と不安が入り交じった顔が壇上を見すえていた。


 「国内外でリーダーシップを発揮して活躍できる科学者・技術者となる人材の育成」を目指すスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に文部科学省から指定されている。その実績はすでに、理系・文系の研究者が輩出してきた伝統が証明している・・・

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宇都宮女子高・青春スクロール 校風は自由、自主自立を尊重
216円(税込)

明治維新から間もない1875年、宇都宮女子高は創立(当時の名称は「栃木女学校」)された。卒業生には各界に多彩な人材が多い。ある女性アナウンサーは、私服通学だったのでためしにはんてんを着ていったら、担任から「行き過ぎ」と注意されたことがある。しかし、「もう一度通いたい」と当時を懐かしむ。同校卒業生たちの青春を振り返る。(2015年5月13日〜7月1日、10300字)

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