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朝日新聞社

清宮世代の夏 高校通算100本打者と4人のライバルたち

初出:朝日新聞2017年6月27〜30日、7月1日
WEB新書発売:2017年7月20日
朝日新聞

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高校野球の99回目の夏が始まる。スラッガー清宮幸太郎(早稲田実)が目立つ世代。最後の夏に挑む清宮とライバルたち――尾崎拓海(仙台育英)、桜井周斗(日大三)、安田大将(東海大福岡)、福井章吾(大阪桐蔭)――の思いを追った。

◇第1章 早稲田実・清宮幸太郎
◇第2章 仙台育英・尾崎拓海
◇第3章 日大三・桜井周斗
◇第4章 東海大福岡・安田大将
◇第5章 大阪桐蔭・福井章吾


第1章 早稲田実・清宮幸太郎

◎強打者は変化を恐れない/改良重ねた打撃、最後の勝負へ
 最後の夏を前にした6月中旬、早稲田実(西東京)の清宮は少し考えたあと今の心境について穏やかな顔で語った。
 「小学生のころは甲子園を見るのが待ち遠しかった。今は春、夏とすぐにやってくる。ここまであっという間でした」
 1年夏に甲子園で2本塁打を放ち、全国に実力を示した。今春、2度目の甲子園へ。その打撃を一目見ようと多くのファンが詰めかけた。人気は全国におよび、5、6月は招待試合で熊本、沖縄、愛知、香川を訪ねた。清宮はうれしそうに話す。「たくさん見に来てくれるのをモチベーションにしている」。力むどころか愛知では3試合で4本塁打を放ち、期待通り高校通算本塁打数を100の大台にのせた。
 清宮の打撃フォームは年々、変わってきている。1年時は思い切り踏み込んで打った。2年時からは踏み出す位置は軸足と平行にしたり、足の上げ方も小さくなったり。ライバルたちの「清宮対策」に対応すべく、日々、改良を重ねる。
 豪快なスイング、強烈な打球の陰には丁寧な練習がある。例えば、普段の打撃練習を見ると、清宮は驚くほど打てない。空振りもする。「打撃は毎回違う。一つの対処法では直らないので、たくさんの引き出しを見つけていくことが大事。映像でイチローさんも一回一回違うって言っていましたし」と話す・・・

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清宮世代の夏 高校通算100本打者と4人のライバルたち
216円(税込)

高校野球の99回目の夏が始まる。スラッガー清宮幸太郎(早稲田実)が目立つ世代。最後の夏に挑む清宮とライバルたち――尾崎拓海(仙台育英)、桜井周斗(日大三)、安田大将(東海大福岡)、福井章吾(大阪桐蔭)――の思いを追った。(2017年6月27〜30日、7月1日、4100字)

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