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朝日新聞社

イマドキの高校球児たち スマホは当たり前、でも過保護でシャイ?

初出:朝日新聞2017年7月2日〜6日
WEB新書発売:2017年8月3日
朝日新聞

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 宮崎商野球部の球児たちは、練習中、打撃や守備をタブレット端末で動画撮影する。都城東のある投手は、目標にする別の高校の投手にツイッターでメッセージを送る。昔は違う高校の生徒同士がコミュニケーションを取ることは少なかった。ネットやSNSの発達は、高校生たちのヨコのつながりを確実に強めている。一方で、指導者たちの間には「シャイでおとなしい子が多い」という声も多い。高校球児たちのナマの姿を宮崎県内で見た。

◇第1章 スマホ活用は当たり前?
◇第2章 シャイな生徒が多い?
◇第3章 分析能力たけてる?
◇第4章 最近の生徒は過保護?
◇第5章 野球人口減ってる?


第1章 スマホ活用は当たり前?

■みんなで1台、タブレット継承
 「うちはiPad(アイパッド)使って練習してますよ」
 高校球児の「イマドキ」を探ろうと各校を回ってみると、宮崎商の五反田大輔主将(3年)がそう教えてくれた。やはりスマートフォン(スマホ)やタブレットの活用が浸透していると感じたが、話を聞いてみると彼らの場合は少々事情が違った。
    ◇
 宮崎県内のほとんどの高校ではスマホ・携帯電話を校内へ持ち込むことが原則禁止されている。そこで球児たちの多くは自主トレの時間を使い、自分のフォームを撮影するなどスマホを活用している。だが、宮崎商野球部の場合はその制限がさらに厳しく、学校外で使うことも許されない。つまり「携帯」はおろか、「所有」すら認められていない。
 「高校時代の3年間は、スマホを触りたい気持ちを抑えて、学業と野球に打ち込んでほしい」。指導者には、そんな思いがある。
 冨永好希投手(3年)は、中学卒業時にスマホを買ってもらったが、1カ月も使わないうちに入部後、中学生の弟に泣く泣く譲った。「他校や他部の友達がツイッターをやってたりするのは正直うらやましい。でも今は野球に全力を注ごうと踏ん切りをつけてます」
 昨秋までは背番号1をつけていたが、現在は2番手。部を引退すると「スマホ解禁」となるが、夏の大会を控えた今はエース争いの真っただ中。邪念を捨てて集中を高めている。
 一方で、五反田主将は「甘い物を食べられない食事制限に比べると、スマホがないくらい、どうとも思いません」と涼しい顔。受け止め方も選手によって様々だ・・・

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イマドキの高校球児たち スマホは当たり前、でも過保護でシャイ?
216円(税込)

宮崎商野球部の球児たちは、練習中、打撃や守備をタブレット端末で動画撮影する。都城東のある投手は、目標にする別の高校の投手にツイッターでメッセージを送る。昔は違う高校の生徒同士がコミュニケーションを取ることは少なかった。ネットやSNSの発達は、高校生たちのヨコのつながりを確実に強めている。一方で、指導者たちの間には「シャイでおとなしい子が多い」という声も多い。高校球児たちのナマの姿を宮崎県内で見た。(2017年7月2日〜6日、7400字)

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