教育・子育て
朝日新聞社

2021年、大学入試はこう変わる 大学入学共通テストを理解する4章

初出:朝日新聞2017年8月23日〜26日
WEB新書発売:2017年9月21日
朝日新聞

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大学入試が大きく変わります。現行の大学入試センター試験に代わって、2020年度(現在の中3が高3のとき)から「大学入学共通テスト」が始まり、マークシート式の問題に記述式が加わります。また、英語は「読む・聞く」に「話す・書く」を加えた四つの技能が評価されます。なぜ、制度は変わるのか。変更点と実施までの課題は何か。全4章で紹介します。

◇第1章 学力のあり方に問題意識
◇第2章 英語の試験、4技能をどう評価?
◇第3章 「契約書」例題 記述式、実用的な文章で
◇第4章 基礎学力の「診断」、なぜ始めるの?


第1章 学力のあり方に問題意識

 「2020年大学入試改革に強い子になる!」「2020入試改革 あなたの子どもは大丈夫?」……。書店に並んだ大学入試についての本の帯には、こんな言葉が並ぶ。
 大学入試改革の背景にあるのは、グローバル化や少子高齢化が進み、人工知能が人の仕事を代替するという予測が広がる中、学力のありようが、今のままでいいのかという問題意識から出発している。
 これまでの改革を振り返ると、1979年から始まった国公立大中心の「共通1次試験」は、受験生をふるい落とすための難問・奇問の排除をめざした。90年からの国公私立大の「大学入試センター試験」は、大学が使う教科や科目を自由に決められるようにし、5教科を一律に受ける共通1次で進んだ大学の序列化を崩そうとした。いずれも受験競争の緩和を狙ったものだっただけに、新しい「大学入学共通テスト」との違いは明らかだ。

◎記述式導入、目玉に
 だが、実施方針に至るまでには曲折があった。
 出発点は2013年、政府の「教育再生実行会議」が出した提言だ。提言では・・・

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2021年、大学入試はこう変わる 大学入学共通テストを理解する4章
216円(税込)

大学入試が大きく変わります。現行の大学入試センター試験に代わって、2020年度(現在の中3が高3のとき)から「大学入学共通テスト」が始まり、マークシート式の問題に記述式が加わります。また、英語は「読む・聞く」に「話す・書く」を加えた四つの技能が評価されます。なぜ、制度は変わるのか。変更点と実施までの課題は何か。全4章で紹介します。(2017年8月23日〜26日、5100字)

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