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朝日新聞社

家族信託で「争族」とさようなら 認知症対策にもなる仕組みを理解する

初出:2017年11月18日〜12月16日
WEB新書発売:2018年1月11日
朝日新聞

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 家族信託ということばを耳にする機会が増えました。家族や親しい人に財産の管理や処分を託す仕組みです。うまく活用すれば、認知症対策にもなるし相続争いとも無縁になれます。5章にわたって説明します(2017年11月時点の情報です)。

◇第1章 老いた親の生活費・介護資金、どう準備する?/信頼できる身内に財産託す
◇第2章 遠く離れて暮らす親が急に倒れたら?/実家売却の契約で備える
◇第3章 「そろそろ遺言」と思い始めたら?/両親死後の財産分与もカバー
◇第4章 別家系に財産を渡したくない時は?/つれ合いの死後、甥が引き継ぐ
◇第5章 自活がとても難しい子がいたら?/後見人とともに「親なき後」解決


第1章 老いた親の生活費・介護資金、どう準備する?/信頼できる身内に財産託す

 家族信託ということばを耳にする機会が増えました。家族や親しい人に財産の管理や処分を託す仕組みです。うまく活用すれば、認知症対策にもなるし相続争いとも無縁になれます。
 ※得子=金融リテラシーを勉強中の元気な女子。金太郎=マネー情報に無関心で過ごしてきたのんびり男子。
    ◇
 得子(とくこ) 信託って聞いて思い浮かぶものは?

 金太郎(かねたろう) 信託銀行とか投資信託とか、かな。

 得 そうね。信託は、だれかを信じて財産を預け、目的を決めて管理や処分をしてもらうこと。信託銀行は信託のプロだけど、プロでなくても、一番信頼できる家族に財産を託そう、というのが家族信託なの。

 金 財産をだれかに託すなんて、僕には関係なさそうだな。

 得 そんなことはないわ。超高齢化社会で、親は死ぬまで生活資金が確保できるか悩んでいるし、遠く離れて住む子どもは親が認知症になったら介護費用をどうやってひねり出そうかと心配している。家族信託は老いた親の財産管理から資産を円滑に引き継ぐところまで活用できる・・・

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