科学・環境
朝日新聞出版

被曝したらどうすればいい? 放射能から自分を守る『Q&A』のすべて

初出:AERA2011年3月28日号
WEB新書発売:2011年3月25日
AERA

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被曝したらどうすればいい? 放射能から自分を守る『Q&A』のすべて

◇放射線、放射能とは
 被曝、汚染の違いは何か
◇被曝したか自分でわかるのか
◇放射性物質を避けるためには
◇除染の方法は 雨はなぜ危険か
◇安定ヨウ素剤はなぜ効くのか
◇赤ちゃんや子どもはなぜ心配なのか
◇コンブやうがい薬
 善玉ヨウ素の効き目は?
◇「最悪の事態」は起きるのか
◇危険のシグナルをどう見ればいいか
◇どこの地域が危ないか
◇東京から避難する必要はあるのか
◇放射能が、人体に影響ないレベルに
 下がるのはいつか
◇漏れた放射能の強さは
 いつまで維持されるのか
◇避難した住民は家に戻れるのか
◇避難地域の生産・収穫物は食べていいか

 刻一刻と事態が悪化する福島第一原発の事故で、放射性物質が日本に舞っている。
私たちは、この危険な状況にどう立ち向かえばいいのだろうか。


〈被曝したと思ったら〉


◇放射線、放射能とは 被曝、汚染の違いは何か

「放射能放出」
 東日本大震災で打撃を受けた福島第一原子力発電所で水素爆発があった翌日の3月13日、福島県は近隣住民22人の「被曝」を確認し、「除染」したと発表した。そもそも被曝とはどういう状況なのか。
「放射線が体に当たったり、通り抜けたりすることが『被曝』で、放射性物質が体について『汚染』し、『外部被曝』する。放射性物質を吸い込んだ場合は『内部被曝』と言う。国の指示が出た後、原発の半径10キロ圏内に取り残された人などは被曝の可能性があったことになる」(元原子力安全委員の松原純子さん)
 安斎育郎・立命館大学名誉教授(放射線防護学)によれば、
「放射線とは電磁波や粒子線のことで、放射能とは放射線を出す能力。焚き火にたとえると、焚き火の熱が放射線で、火そのものが放射能」
 通例では、放射性物質のことを放射能ともいう。


◇被曝したか自分でわかるのか

 私たちは日々、微量ながら自然界からの放射線を浴びている。それだけでなく、東京からニューヨークまで飛行機に乗ると往復で0・19ミリシーベルト、胃のX線集団検診1回で0・6ミリシーベルト、胸部CTスキャン1回で6・9ミリシーベルト「被曝」する。

 この有事を受けて、福島県は15日、県内すべての避難所で放射線に被曝したかを検査することになった。「サーベイメーター」という携帯型の機器を使って、放射線の有無を調べる「スクリーニング」だ。だが、
「人体に影響があるほど被曝したかどうかは、大量に被曝しないとわからない。100〜200ミリシーベルトの放射線に当たったとしても・・・

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この記事の続きは、WEB新書でお読みいただけます。

被曝したらどうすればいい? 放射能から自分を守る『Q&A』のすべて
216円(税込)
  • 著者AERA編集部・大波綾、木村恵子、大重史朗、野村昌二
  • 出版社朝日新聞出版
  • 出版媒体AERA

刻一刻と事態が悪化する福島第一原発の事故で、放射性物質が日本に舞っている。私たちは、この危険な状況にどう立ち向かえばいいのだろうか。「被曝、汚染の違いは何か」「雨はなぜ危険か」「放射性物質を避けるためには」など、放射能から身を守る方法を解説。[掲載]AERA(2011年3月28日号、7300字)

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