なぜ結婚のチャンスだけが通り過ぎていくのか。
ちゃっかり家庭に納まった女子を横目で見ながら、羨ましいやら、不可解やら。
女子の生き様を分ける微妙な差を探った。
◇主人に笑顔で挨拶
◇彼の母の定番朝食
◇ホテルに行ったのに
◇夫を支えて夫婦で向上
◇ゴールに向けひたすら
〈やめろ!婚期を逃したことをマリッジスルーと呼ぶのはやめろ!〉
11月初め、ツイッターに投稿した主がどんな境遇かはわからない。「思いきりスルーしちゃったわ」「普通に『マリッジする』でありたい」などと自虐的なコメントが付けられ、つぶやきは伝播していった。
次のチャートのように、同じシングル女性でも、男性への依存度が低く、婚活もしない確信的な「おひとりさま」と違い、結婚願望は人並み以上、女子力も高い、「干物・非モテ」とは真逆の層が「マリッジスルー」だ。結婚をつかんだ「おくさま女子」との差は極めて微妙。何が運命を分けるのか。
(1)マインド
大手企業の役員秘書(34)は黒髪にナチュラルメイクで山口智子似。男性から「貞淑で家庭的」と見られる。本人も、
「結婚したら家事はダンナさんには頼らず、家庭にしわ寄せがこない程度に働き続けたい」
一見、「おくさま」度は高い。合コン仲間の多くは高スペックの男性と結婚して専業主婦に。成功例に倣い、「和民けっこう好き」と庶民派を装い、得意料理は難度と好感度が高いロールキャベツと答えておく。
真剣に結婚を考えた7年越しの彼のために料理教室に1年通い、本番前に5回練習し、ロールキャベツを振る舞った。そんな苦労も知らず、彼は言った。
「結婚は40歳くらいでいいよね」
待てなくて、別れた。それから1年、複数の曖昧な関係が同時進行したままだ。
相手が悪かったのか。いや……成功例たちを羨ましいと感じる半面、こうも思う。
「無農薬野菜にこだわったり、鰹節を削ったり。それって純粋な愛情から? ダンナが病気になると生活できなくなるから、クソ面倒なことでも無理してやってるんじゃないの?・・・
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なぜ結婚のチャンスだけが通り過ぎていくのか。ちゃっかり家庭に納まった女子を横目で見ながら、羨ましいやら、不可解やら。女子の生き様を分ける微妙な差を探った。[掲載]AERA(2011年12月26日号、5300字)
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