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医療・健康
朝日新聞出版

ライザップ、本当にやせる? 「素人」批判にも社長が答えます

初出:2015年7月20日号
WEB新書発売:2015年7月23日
AERA

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 2カ月でムキムキになる衝撃的なテレビCMで瞬く間に知名度を上げた高級プライベートジム「RIZAP(ライザップ)」。本当にやせるのか? 35万円(税別)は高すぎはしないか? トレーナーが「素人」という批判も報じられている。体重100キロの記者が1カ月体験して検証した。

◇ライザップの正体に挑む 1カ月体験で見た極意と経営
 ・年間宣伝費70億円 35万円は理想の体形実現への対価/RIZAP(ライザップ)の瀬戸健社長に聞く

◇カラダ管理、忙しくてもできる AERA編集部員がやってみた
 ・Challenge01/ジュースクレンズ
 ・Challenge02/一人で吉川メソッド
 ・Challenge03/腸活で体質改善
 ・Challenge04/食事制限+運動
 ・Challenge05/加圧トレーニング


ライザップの正体に挑む 1カ月体験で見た極意と経営

 次の2枚の上半身裸の男の写真を見てほしい。決してビフォー・ビフォーではない。私は高級プライベートジム「RIZAP(ライザップ)」に通い、1カ月で7・1キロやせたのだ!


 確かに、初日は「食べ納め」と称して、ラーメン、チャーハン、ギョーザのセットを平らげてから体重計に乗ったし、最終日は直前にサウナに入って水分を放出した。にしてもだ。ウエストの留め具はきちんと留まるようになったし、血液検査の結果も軒並み改善。脂肪肝が治った「可能性」があり、血圧も10ポイントほど下がった。しかも体年齢は55歳から44歳に(実際は30歳)。おなかの分厚い脂肪の奥で、シックスパック(割れた腹筋)が産声を上げている。
 ところが、である。浮かれる私は、ある医師の一言に絶句する。
 「1カ月でそんなにやせたら、男性としての機能にものすごく大きなダメージがある。もう、取り返しはつきませんね」
 あまりにきっぱり言うので、笑うしかない。
 ただ、自らもダイエット経験がある医師や、スポーツ医学の専門家がこうなぐさめてくれた。
 「男性としての機能が低下するなんて、聞いたことがない。私も糖質制限でやせましたが、有効な方法ですよ」
 「内臓脂肪など、本来あってはならないものをそぎ落とすんですから、問題はないです」
 真実は、なにか。ダイエットには、みんなが一家言を持っているから、正誤判断がとても難しい。

糖質制限は不明に区分
 ダイエットの歴史は長く、古代ローマ時代にさかのぼる。といっても自分で調べたわけではなく、『最後のダイエット』(マガジンハウス)の著者で医学博士の石川善樹さん(34)に教わった。
 「やっていることは、実は2千年前もいまも同じ。それは、ダイエットには決定打が見つからなかったということなんです。医学の世界には『本当』と『嘘』の間に、ものすごく大量の『不明』がある。糖質制限ダイエットも、実はこの『不明』に区分されているんです」
 メリットとデメリット。それをてんびんにかけ、自己の責任において方法を選ばなければならない。そう考えたうえで、私はやせたいと思う。
 いよいよ、ライザップの話。ライザップって、本当にやせるの? いやいや、2カ月で税込み37万は高すぎるでしょ――。
 そんな世の中の声を受けて、ライザップ六本木店の門をたたいたのは6月5日。1カ月で14回通い、結果を追い求めた・・・

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