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朝日新聞出版

共働きだからこそ家計が危ない 「見える化」アプリで無駄遣い解消

初出:2016年5月30日号
WEB新書発売:2016年6月9日
AERA

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 夫も妻も独身時代の金銭感覚から抜け出せず、意外と貯蓄が少ないと言われるのが共働き(ダブルインカム)夫婦。別々の口座でお金を管理し、相手の使い方に「我関せず」を続けていると、後でトラブルの元に。レシートを撮影するだけで支出を管理でき、金融機関やクレジットカード、ネット通販なども一元管理できるアプリを駆使して、リスクヘッジする方法を伝授します。

◇「見える化」で無駄遣い解消/ダブルインカムの家計管理は難しい
◇海外旅行費用は9対5
◇妻の支出をチェック
◇相手の収入知らず20年
◇妻も頭金を一部負担
◇アプリで「見える化」


「見える化」で無駄遣い解消/ダブルインカムの家計管理は難しい

 夫も妻も独身時代の金銭感覚から抜け出せず、意外と貯蓄が少ないといわれる共働き夫婦。家計管理の理想形とは?

 住んでいるマンションから一番近いスーパーは、品ぞろえこそ豊富だが、値段は高い。
 「そんな高いアイスクリームを何個も買ったの?」
 東京都内の大手シンクタンクに勤務する男性Aさん(37)は、口から出かかったそんな言葉をしばしばのみ込む。自身が買い物をするときは、高価な果物などは我慢し、じっと値札を見比べてから安いほうを選ぶ。なのに営業職の妻(41)は、300円近くする「ハーゲンダッツ」を3個も4個も買ってくる。
 二人は昨年、結婚したばかり。どちらも仕事が忙しく、そろって夕食のテーブルを囲めるのは月の半分程度だ。濃厚なアイスを頬張る妻に、Aさんはついムッとしてしまう。
 Aさん夫妻は、特に話し合ったわけではないが、家計の支出はお互いの収入に応じて負担する形をとっている=ケース(1)のチャート。負担の仕方は至ってシンプルだ。月の初めに、ベージュ色の長財布に、Aさんが3万円、妻が2万円を入れておく。さらに、飼っている犬の食費として、2千円ずつを足す。合わせて5万4千円が、毎月、夫婦の共通財布で使えるお金だ。これを食料品や洗剤など日用品の購入費用にあてる。月末にお金が余っていたら、「ご褒美」として二人で外食に行く。


海外旅行費用は9対5

 旅行費用も案分する。3月、夫婦でタイに旅行したときは、ホテル代、航空券代、現地レストランでの食事代はいったんAさんが支払ったが、帰国後に精算した。夫婦の年収の水準に合わせて、合計金額をざっくりと夫9対妻5に分けたという。
 「お互いが仕事をしていて独立している。ビジネスライクかもしれないが、お金のことで不満をためこむより、これが一番居心地がいい」(Aさん)
 もともと、あまり無駄遣いをしないAさんが、結婚前からコツコツためた貯蓄は1千万円以上。ただ、妻の貯蓄はよくわからないと言う・・・

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