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朝日新聞出版

関東は山手線関西は阪急 「住みたい路線」激変&不変のワケ

2016年10月13日
(5700文字)
AERA

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住む街を選ぶ時、どの沿線にしようかと考える。職場への距離だけでなく、身の丈や親しみやすさも重要な要素だ――。「どの鉄道路線の街に住みたいか」を訊ねた、不動産情報サイトSUUMOの「路線別ランキング(関東)」で山手線が断トツの1位になった。他方関西では、阪急神戸線と地下鉄御堂筋線が、安定した人気を誇っている。住まい選びの基準が多様化する中、人々を引きつける路線の人気のワケを探った。

◇関東は山手線、関西は阪急/人気沿線に住んでみたいこれだけの理由
◇地価は8分の1、一挙に高齢化/かつては『高嶺の花』ニュータウンの今


関東は山手線、関西は阪急/人気沿線に住んでみたいこれだけの理由

 住む街を選ぶ時、どの沿線にしようかと考える。
 「職住近接」は大切だが、身の丈や親しみやすさも重要……。
 関東と関西――。人気の沿線を紹介する。
 
 1位JR山手線。
 不動産情報サイト「SUUMO」を運営する「リクルート住まいカンパニー」が3月に発表した「どの鉄道路線の街に住みたいか」を聞いた「路線別ランキング」(関東)で山手線が3153ポイントと断トツの1位。2位は東急東横線(1606ポイント)、3位はJR中央線(1439ポイント)と、2位以下に大差をつけたのだ。

◎職住分離から近接に
 かつて関東の「住みたい沿線」といえば、中野などを抱えるサブカル路線のJR中央線(新宿―高尾)を筆頭に、自由が丘などブランドタウンが揃う東急東横線(渋谷―横浜)、桜上水といった高級住宅地がある京王線(新宿―京王八王子)など、都心から郊外(しかも西側)に延びていく路線が人気だった。
 SUUMOの池本洋一編集長は、変化の最大の要因は、住まい選びの基準が「職住分離」から「職住近接」に移ったことにあると見る。
 「ひと昔前の住まい選びの基準は職住分離。つまり通勤先は山手線内で、住むのは郊外という考え方でした。それが今は、夫婦共働きが標準となり結婚しないシングルも増え、職住が近接した都市部の沿線を望むようになっています」
 それにしても、山手線をここまで「人気者」たらしめているものは何か。
 「まず、人気駅をたくさん有していることです」(池本編集長)
 山手線には29の駅がある。同社の「住みたい街(駅)ランキング」(関東)トップテンには山手線の恵比寿、目黒、池袋、新宿、東京の5駅がランクイン。
 住む街を選ぶ際、指標として重視されるのが「交通利便」「商業利便」「育児・教育」「医療・介護」「洗練・高級」「資産・発展」といった要素。とりわけ「交通利便」と「商業利便」の二つを兼ね備えた街(駅)には、人気が集まる傾向にある・・・

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関東は山手線関西は阪急 「住みたい路線」激変&不変のワケ
216円(税込)

住む街を選ぶ時、どの沿線にしようかと考える。職場への距離だけでなく、身の丈や親しみやすさも重要な要素だ――。「どの鉄道路線の街に住みたいか」を訊ねた、不動産情報サイトSUUMOの「路線別ランキング(関東)」で山手線が断トツの1位になった。他方関西では、阪急神戸線と地下鉄御堂筋線が、安定した人気を誇っている。住まい選びの基準が多様化する中、人々を引きつける路線の人気のワケを探った。(2016年9月26日号、5700字)

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