文化・芸能
朝日新聞出版

リカちゃんの秘密 50年間少女たちを魅了し続けた魔法

初出:AERA2017年5月15日号
WEB新書発売:2017年5月25日
AERA

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〈名前は香山リカ。小学5年生の11歳。父はフランス人の音楽家。母は日本人のデザイナー〉。着せ替え人形の代名詞ともいえる「リカちゃん」が、2017年、生誕50周年を迎えた。少女マンガのような設定に、物語もつけて売られたこの人形が、これほどまでの長きにわたって人気を得てきたのはなぜか? 親子二代、三代と続くファンや、「リカちゃん50周年記念パーティー」を楽しみに待つ愛好家、大人になって「再デビュー」した「ドールブロガー」などの声を聞き、その秘密に迫りました。

◇第1章 リカちゃんの永遠の魔法/愛され続けて50年
◇第2章 好きなものは何歳になっても 大人になって『再デビュー』


第1章 リカちゃんの永遠の魔法/愛され続けて50年

 国民的着せ替え人形「リカちゃん」が今年、誕生50周年を迎えた。
 世代を超えて愛されてきた理由は何か。
 その『魔法』を探ってみた。

 「3人合わせて150歳。こんな日が本当に来るなんて――。25年前は、50歳の自分なんてまったく想像がつきませんでした」
 黒須美央さん(50)、佐々木美佐子さん(49)、石井あづささん(49)の3人は口をそろえて言う。リカちゃんが誕生した1967年生まれ。今年50歳になる。新卒で入社した食品メーカーの同期で、今はそれぞれ別の道を歩んでいるが付き合いは続いてきた。彼女たちをつなげてきたもののひとつにリカちゃんがある。
 「私がふたりを誘ったような気がします」
 と佐々木さんは言う。92年、リカちゃん25周年を記念して「2017 プレミアムリカちゃん」が発売された。限定2500体で値段は2万5千円。決め手となったのは、25年後の「リカちゃん50周年記念パーティー招待状」がついていることだった。
 「仲のいい私たち3人が25年後、どこで、どんなふうに暮らしているかはわからないけれど、25年後、3人で一緒に会えるから買ってみない?って。ふたりに声をかけました」(佐々木さん)
 タイムカプセルみたいな感覚。半信半疑だったが、その案内が昨春届いた。石井さんは言う。
 「感動しました。本当に実行されるんだって。覚えていてくれたんだな、と。ほかにどんな人がこの人形を買ったのか。パーティーが楽しみです・・・

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リカちゃんの秘密 50年間少女たちを魅了し続けた魔法
216円(税込)

〈名前は香山リカ。小学5年生の11歳。父はフランス人の音楽家。母は日本人のデザイナー〉。着せ替え人形の代名詞ともいえる「リカちゃん」が、2017年、生誕50周年を迎えた。少女マンガのような設定に、物語もつけて売られたこの人形が、これほどまでの長きにわたって人気を得てきたのはなぜか? 親子二代、三代と続くファンや、「リカちゃん50周年記念パーティー」を楽しみに待つ愛好家、大人になって「再デビュー」した「ドールブロガー」などの声を聞き、その秘密に迫りました。(2017年5月15日号、5500字)

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