経済・雇用
朝日新聞出版

中国人とインド人のお金を守る方法 金VS.不動産のおもしろ事情

初出:AERA2017年7月17日号
WEB新書発売:2017年7月27日
AERA

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日本海に北のミサイルが着弾したり、「CNN」にラリアットをする男が米大統領になったり……いつの世もリスクはつきものだが、ニッポンもきな臭い。そんな時代にわが家の資産をどう守るか。苦難を乗り越え今に至る、隣の中国の不動産投資やインドの金投資から知恵を学んでみたい。

◇第1章 中国とインドのお金を守る方法/国家のチキンレースで高まるリスクからどう守るか
◇第2章 金かプラチナか、現物投資を占う/記者も初めて金地金を買ってみた
◇第3章 初心者なら、AIに聞けばいい/新視点の株主優待とロボアドバイザー


第1章 中国とインドのお金を守る方法/国家のチキンレースで高まるリスクからどう守るか

■[インド]教訓が染みついている/「毎月のように」宝飾品買い金投資
 3千人ものインド人が暮らす「東京のリトルインド」、江戸川区西葛西にあるマンションの一室。繊細な刺繍が施された上品なサリー姿で出迎えてくれたベラさん(64)が「ほんの少しですけど」と言いながら、手持ちのジュエリーを見せてくれた。まばゆい光を放つ透かし模様のピアスや、ルビーなどと組み合わせた豪華な腕輪。ほぼすべてがゴールドだ(=写真)。

 「日本では、金のジュエリーをたくさんつけて出かける機会が少ないので、ほとんどはインドの家にあります。80以上はあるでしょうね」(ベラさん)
 隣で、真っ白な長い顎髭をたくわえ、微笑みを浮かべているのは夫のジャグモハン・チャンドラニさん(64)。紅茶販売やレストラン経営などを手がける実業家で、西葛西のインド人コミュニティーの「顔役」でもある。

◎儲けるという感覚ない
 チャンドラニさんによれば、インド人にとって伝統的な資産防衛策は金の購入。来日39年のチャンドラニさんだが、金による資産防衛はずっと続けてきた。買うのは延べ棒ではなく、妻や2人の娘たちが使う耳飾りや腕輪など。誕生日や家族の記念日、ヒンドゥー教の祭りの日など何かにつけて買うという。
 「インドの国民の6割は農民で、地域の祭りなども多い。だからインド人は毎月のように金を買う。もちろんどんなジュエリーが欲しいかを決めるのは女性たちで、男は言われるがまま、ハイハイと従うだけ(笑)」
 それにしても、なぜインド人はそこまで熱心に金を買うのか・・・

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この記事の続きは、WEB新書でお読みいただけます。

中国人とインド人のお金を守る方法 金VS.不動産のおもしろ事情
216円(税込)
  • 著者編集部 石臥薫子、山口亮子、小野ヒデコ
  • 出版社朝日新聞出版
  • 出版媒体AERA

日本海に北のミサイルが着弾したり、「CNN」にラリアットをする男が米大統領になったり……いつの世もリスクはつきものだが、ニッポンもきな臭い。そんな時代にわが家の資産をどう守るか。苦難を乗り越え今に至る、隣の中国の不動産投資やインドの金投資から知恵を学んでみたい。(2017年7月17日号、12200字)

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