経済・雇用
朝日新聞出版

複業・副業大解禁時代 自由な働き方が広げる世界

初出:AERA2017年12月18日号
WEB新書発売:2017年12月28日
AERA

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「働き方改革」を目指す政府が「副業・兼業の推進」を打ち出したことで「一つの仕事に縛られない働き方」が盛り上がっている。目的は「小遣い稼ぎ」ではなく、人生100年時代に「代わりのきかない人材」になって、長く、やりがいを持って働き続けることだ。時代の転換点で、一歩先を行く複業ワーカーたちを取材した。

◇第1章 複業で希少人材になる/「副業元年」の先を行く複業ワーカーたち
◇第2章 地方自治体の「副業」チャレンジ/広島県福山市の「戦略顧問」、副業限定に348人が応募
◇第3章 副業も複業も求人は「超具体的」/雇う側も働く側も実態は手探り状態


第1章 複業で希少人材になる/「副業元年」の先を行く複業ワーカーたち

 マウンテンバイクを抱えたナース服の男性が、前日に東京・渋谷のベンチャー企業で会った落合実さん(31)だと気づくまでに、少し時間がかかった。
 この日の落合さんとの待ち合わせ場所は、勤務先の「ウィル訪問看護ステーション江戸川」。渋谷でのピリッとした感じとはまるで違う、柔らかな雰囲気をまとっている。

◎ここまでできるのか
 落合さんは訪問看護師。週5日は、利用者の自宅を1日に4〜5軒訪問。終末期のほか、がんや難病、精神障害などを持ちながら自宅で暮らす人たちのケアをしている。「すべての人に『家に帰る』選択肢を」が合言葉で、24時間365日開所し、約20人でシフトを組む。
 シフト以外の時間とオフの水曜、木曜は、フリーのコンサルタントだ。渋谷の人材採用支援ベンチャー「SCOUTER(スカウター)」で医療部門の立ち上げを支援し、「在宅医療支援機構」では在宅医療に特化した人材の紹介や育成を請け負う。
 それらを含め、業務委託で請け負うコンサルの仕事は四つ。いま、落合さんのような働き方を目指そうという動きがある。
 政府は2016年末、働き方改革の一環で、副業を禁じた厚生労働省のモデル就業規則を見直して、複数の仕事を持つことを普及推進していく方針を打ち出した。これを受け、「副業解禁」する企業が続出。今年が「副業元年」と言われるゆえんだ・・・

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複業・副業大解禁時代 自由な働き方が広げる世界
216円(税込)

「働き方改革」を目指す政府が「副業・兼業の推進」を打ち出したことで「一つの仕事に縛られない働き方」が盛り上がっている。目的は「小遣い稼ぎ」ではなく、人生100年時代に「代わりのきかない人材」になって、長く、やりがいを持って働き続けることだ。時代の転換点で、一歩先を行く複業ワーカーたちを取材した。(2017年12月18日号、9800字)

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