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経済・雇用
朝日新聞出版

社会起業家の時代 ビジネスを通じたソーシャルイノベーション

初出:2018年2月5日号
WEB新書発売:2018年2月15日
AERA

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リモートワークを進化させて働きやすく。障がいがある人も、学び働ける世の中に。子供たちに自己肯定感を――。ビジネスの力でそんな社会の実現を目指す、社会起業家が続々と登場している。株式会社、NPO、個人事業主、組合など、形態やビジョンは様々。彼らが切り開く、ソーシャルイノベーションの世界を覗いてみよう。

◇第1章 あなたは何を選びますか/「おいしい」や「おしゃれ」が変化を後押し
◇第2章 この流れを止めないために/政治×企業×社会起業家のタッグが不可欠だ


第1章 あなたは何を選びますか/「おいしい」や「おしゃれ」が変化を後押し

 京都産業大学経営学部の大室悦賀教授によれば、ソーシャルイノベーションは四つの流れに分類できる。政治が主役の「イギリス型」、NPOやボランティアも含めた市民が主体の「ヨーロッパ型」、ビジネス、つまり市場の力を利用する「アメリカ型」、そして「消費行動型」だ。
 政治や市民社会が未成熟な日本が目指すべきは「消費行動型」。ビジネスとして成り立たせること、そして消費者が自らの消費行動を変えることで企業の変化を促すことが不可欠だ、と大室さんは言う。
 だが、オーガニックやフェアトレードが当たり前のヨーロッパに比べ、日本では農薬使用量や遺伝子組み換えなどへの関心は高いとは言えない。
 「買い物は投票と同じ。オーガニック食材やエシカルファッションを選ぶことが、生産者の労働環境を守り、地方の過疎化を防ぐことにつながる。私たちの選択が変われば、企業も変わらざるを得ません・・・

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