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政治・国際
朝日新聞出版

菅首相を追いつめる 小沢一郎、次の一手

WEB新書発売:2010年7月23日
週刊朝日

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政治記者・渡辺乾介が明かす
菅首相を追いつめる小沢一郎、次の一手

 歴史的政権交代から10カ月。民主党政権にとって初の審判となる参院選は、与党の惨敗で終わった。民主党内では、消費増税発言を繰り返した菅直人首相の交代や、党執行部の刷新を求める声が噴出している。そうした混迷が深まるほどに重みを増すのが、小沢一郎前幹事長の存在だ。希代の剛腕はどんな手を打つのか。小沢研究20年のベテラン政治記者に聞いた。




 参院選の結果は、民主44、自民51で、菅直人首相が当初目標としていた54議席を大きく下回りました。小沢は結果についての感想を周辺に求められ、「主権者との約束は絶対のものだ。その原則をぐらぐらさせては、政治にも選挙にもならない」とにべもなく吐き捨てました。
 小沢本人はけっして言いませんが、「小沢のおかげで、なんとかこの程度の負け方でしのげた」というのが、多くの民主党議員の実感でしょう。
 参院選の最中、「小沢の姿が見えない」という声がしばしば聞こえてきました。でも、選挙戦、選挙後、すべては小沢のシナリオどおりに進んでいます。
 現に、私が話した自民党の幹部たちは、口をそろえて、「また小沢にやられた」と臍をかんでいます。


 今回、小沢は新潟を除く11の2人区で、複数の候補者を擁立しました。票が割れて、共倒れしかねないという党内の反発も出ましたが、ご覧のとおり、共倒れはゼロでした。
 そもそも、小沢の狙いは最初から・・・

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