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仙谷官房長官が漏らした菅内閣生き残りの秘策 「政治は妥協のアート」

WEB新書発売:2010年8月6日
週刊朝日

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「政治は妥協のアート」
仙谷官房長官が漏らした菅内閣生き残りの秘策

 「一寸先は闇」とは政界であまりに言い古された言葉だが、参院選で民主党が惨敗したことで、菅直人政権はこの夏、暑さ以上に難問にあえいでいるようにも見える。党内で渦巻く責任論は収束するのか。他党との連立協議はどうするのか。小沢一郎前幹事長とはどう向き合うのか。内閣の要である仙谷由人官房長官(64)に聞いた。




 ――参院選以降、公の場に姿を見せていなかった民主党の小沢一郎前幹事長(68)が、7月21日に政治活動を再開しました。落選した同党の候補者との面談で「民主党は(議席を)失うべくして失った」「データを読み間違えると、ああいうことになっちゃう」などと発言したと伝えられています。そもそも小沢さんとは、菅直人首相(63)が面会を希望していますが、いまだ実現していません。いまや「一議員」にすぎない小沢さんとの会談を、一国の首相が望んでもかなわず、一方で首相批判ともとれる小沢さんの発言が、メディアを通じてクローズアップされる状況です。仙谷さんは小沢さんの発言を、どう見ていますか。

 まあ、どういう脈絡でおっしゃったのか、よくわかりませんので、あんまりコメントしたくないんだけどもね(苦笑)。それは小沢前幹事長のご感想で、それはそれで当たってる部分もあるということなんでしょう、それは。

 ――では、外れている部分もあるということですか。

 (当たっているのは)全部ではないということじゃないですか。

 ――「なるほど、こういうところは言うことを聞かないといけない」と思う部分は、どういう点ですか。

 それは、有権者お一人お一人がどういう選択をしたのか、その根っこにある心情を、真摯に分析しなければいけないということですね。これは消費税そのものの問題であったり、消費税についての説明の仕方の問題であったり、メディアがどう報じたかという問題でもあるわけで、その原因を分析した結果を、小沢前幹事長はああいうふうにお考えになったんだろうということですよね。

 ――民主党内では、菅さんや枝野幸男幹事長(46)ら執行部の責任を問う声が収まりませんが、菅さんは全員の続投を決めました。人事を先送りしたという批判にはどう答えますか。

 執行部の責任ということでは、私も同罪です。ただし・・・

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