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朝日新聞出版

米・調査報道機関の記者がリポート 驚愕、日本のアスベストの真実

WEB新書発売:2011年1月7日
週刊朝日

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米・調査報道機関の記者がリポート 驚愕、日本のアスベストの真実

 がんや中皮腫(ちゅうひしゅ)を引き起こすアスベストはオフィスビル、住宅など身近にも存在する。2040年までに日本で10万人以上が死亡するとも予測されるが、米・ワシントンの調査報道機関ICIJ(International Consortium of Investigative Journalists)の取材により、日本のアスベスト検出方法や調査対象に重大な欠陥があり、死者数は大幅に増える可能性があることがわかったというのだ。




 アスベスト(石綿)は2005年6月、機械メーカー「クボタ」が従業員の健康被害を公表し、社会問題化した。
 そしていま、「アスベスト2040年問題」という事態が存在する。
 早稲田大学の村山武彦教授と、「中皮腫・じん肺・アスベストセンター」代表の名取雄司医師らが05年に発表した研究によると、00〜39年の間に10万1400人が中皮腫で死亡すると予測されているのだ。
 しかし、この予測はアスベストとの相関関係がある「男性の胸膜中皮腫」に限定した数字にすぎない。
 同研究リポートでもこう警告している。

《胸膜中皮腫以上に多いと言われるアスベストによる肺がん、腹膜中皮腫、女性がそれらの病気になるケースまで含めれば、死亡者は数十万人まで膨れあがる可能性がある》

 だが、衝撃的な事実はこれだけではなかった。
 国際的なアスベスト専門機構が、「日本の建築材料におけるアスベスト含有の標準検出法は不適当だ」と判断したのだ・・・

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