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朝日新聞出版

2011年の不動産市場を「大予測」 「買い時」喧伝に騙されるな!

初出:2011年2月11日号
WEB新書発売:2011年2月10日
週刊朝日

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2011年の不動産市場を「大予測」 「買い時」喧伝に騙されるな!

◆お得感の理由は「価格」と「政策」
◆みんな買う時は買い得ではない

 経済誌や住宅情報誌の表紙に躍る「マイホームは今が買い時!!」の文字が、にわかに目立つようになってきた。実際に新築マンションのモデルルームにはカップルや家族連れが押し寄せていて、売れ行きもうなぎ登りだというが、これは単なる業界の『煽り』に踊らされた結果ではないのか。不動産は本当に今が買い時なの!?




 1月下旬の週末。都内の湾岸エリアに設けられた新築マンションのモデルルームを予約して訪ねた。
 数日前、ある専門家から、
「あそこは値付けに失敗して売れ残ってるらしいよ」
 と名指しされた大規模マンションだが、何のことはない。十数カ所に区切られた相談ブースはほぼ満席。価格帯が6千万〜7千万円台の高級物件だが、多くは30代のカップルや子ども連れで、後から入ってくる人もいる。営業担当者は、
「週末はいつもいっぱいなんですよ」
 と余裕の構えで、しつこく売り込むこともない。広げられた価格表には「契約済」「申込み」「商談中」の文字が並ぶ。半数以上はすでに売れているようで、数年前のように値引きがきく状況ではなさそうだ──。・・・

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