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フェイスブック革命に怯える中国「インターネット検閲」の戦慄

初出:2011年3月4日号
WEB新書発売:2011年3月4日
週刊朝日

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フェイスブック革命に怯える中国「インターネット検閲」の戦慄

 チュニジアに続いてエジプトでも瞬く間に独裁政権が崩壊した。『フェイスブック革命』の伝播力は驚異的だ。民主化のうねりは燎原の火のごとく中東全域に広がっている。こうした動きを「対岸の火事」と看過できない中国では、共産党一党独裁を死守するため、すさまじい「ネット検閲」が横行し始めた。




 ネットを介したチュニジア発の民主化革命は、エジプトに5期30年にわたって君臨したムバラク政権まで打倒した。さらに、イエメンやバーレーン、イランなどでも民主化要求デモが相次いでいる。
 独裁政権を維持するには軍や秘密警察による暴力支配とともに、情報統制の徹底が不可欠だ。その権力を守る双璧の一つに、インターネットが風穴を開けた。「情報鎖国」で国民を囲い込むことは、極めて困難になりつつある。
 だが、独裁を維持しようと考える権力者たちは、それでも、ありとあらゆる手段を駆使して情報統制の再強化を図ろうとしている。
 その代表格が、半世紀以上にわたって共産党の一党独裁が続いてきた中国だ。
 北京と約7500キロも離れたカイロの『自由な空気』が伝播するのを恐れた中国政府は1月末から、エジプトのデモに関するニュースを国営・新華社通信による配信記事以外は国内メディアに掲載させないようにするなど、厳しく規制した。
 インターネットのブログ検索やツイッターでも関連キーワード検索がシャットアウトされ、主なポータルサイトでもエジプト情勢に関する議論のページが閉鎖された。 
 他方、昨年11月から大量のアメリカ外交公電を暴露し、世界中の注目を集めているウィキリークスへのアクセスも遮断されている・・・

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