【お知らせ】WEB新書は閉店しました。

政治・国際
朝日新聞出版

「郵便」が潰れる 経営ミスで赤字が1185億円、公的資金の注入も…

初出:2011年3月4日号
WEB新書発売:2011年3月4日
週刊朝日

このエントリーをはてなブックマークに追加

「郵便」が潰れる 経営ミスで赤字が1185億円、公的資金の注入も…

◇会社を傾かせた二つの判断ミス
◇赤字埋めようと社員にしわ寄せ
◇郵政民営化から「危機」まで

 郵便が「経営危機」に陥った。宅配便事業の統合で重大な経営ミスが二つも続いたからだ。しかし、経営陣は自らの責任もそこそこに、社員のボーナスカットなどに踏み切る意向のようだ。しかも、与党は公的資金注入の検討まで始めたという。本誌が独自に入手した数々の極秘内部文書によって、経営の惨状を明らかにする。




 政府の郵政民営化委員会が2月4日、総務省の郵政担当者を呼び、郵便事業会社の経営について事情をただした。本誌が入手した議事録によると、こんなやりとりがあった。

委員 (郵便会社の)債務超過が近いのではないか。1年くらいしか余裕がない。

総務省 何もしなければそうなる。

 なんと、総務省も郵便会社が債務超過に陥る危険を認めたというのだ。
 郵便会社は日本郵政グループで、郵便物の集配やアジア向けを中心とした国際物流などを手がける。

 業績は急激に落ち込み、今年度は民営化前の日本郵政公社時代も含め、本業の儲けを示す営業損益で初めて赤字に転落する見通しだ・・・

このページのトップに戻る