財務省が進める「消費増税」計画は、着々とコマを進めつつある。野田内閣は野党との協議が不調に終われば、今週にも消費増税法案の大綱を閣議決定する方向だという。日本を沈没させる『世紀の大失政』を止めるには、真実を暴くしかない。「闇株新聞」の運営者X氏が、財務省の『ウソ』と、財政再建への秘策を語った。
〈第1章〉財政赤字消す秘策は「100兆円で外貨を買え」
◇「金利上昇で財政破綻する」のウソを暴く
◇歴史的な「円高」で儲けることを考えて将来の日本像を描け
◇ルール決めれば国民に還元できる外為特別会計
〈第2章〉日銀追加緩和は甘すぎる!「50兆円投入で決意示せ」
◇日銀が犯した決定的なミスはここだ
◇政府にはいまこそ、日銀の量的緩和策を活用した経済政策が求められている
野田政権の瓦解の始まり、なのかもしれない。
「このデフレ下で増税路線は反対だ。委員長としてやっていくのは(難しい)、という気持ちがある」
2月9日、民主党の広野允士(ただし)・広報委員長が輿石東・党幹事長に辞表を提出した。同党が「消費増税」に理解を求めるために今月中旬から始めようとしていた「全国キャンペーン」に、「政治家の信念として反対する」と、強い言葉で『ノー』を突きつけたのだ。消費増税へとまっしぐらに突き進もうとする野田佳彦首相だが、早くも足元の民主党が、内部から崩れ始めている。
それもそのはずである。本誌で指摘してきたように、消費増税が必要だとする財務省の宣伝は『ウソ』だらけなのだから。まして、国民に「増税はしない」と約束して政権をとったはずの民主党の国会議員だ。まともな神経なら、消費増税への『洗脳キャンペーン』など、行えるはずがない。
国民がだまされている「ウソ」の実例は、まだまだ挙げることができる。例えば、最近の報道などでエコノミストらがしばしば使う「長期国債の利回りが上昇すると国債の利払いが急増し、財政が破綻(はたん)する」という言い方だ。
現在、日本の国債発行残高は政府短期証券を除くと約800兆円。長期金利は約1%だから、利払い費は年約8兆円で推移してきた。国債は2年国債から40年国債まであり、当然長いものが高い利率だが、平均すると現在発行されている10年国債の利率とほぼ同じになる。
さて、ここで国債利回りが急上昇して10年国債の利率が3・5%になったら、利払い費は2・5%分、20兆円も増え、とても払いきれなくなる、というのが彼らの理屈だ。
一見、筋が通っているのでダマされてしまう人も多いだろう。だが、この話には重大な『インチキ』が含まれている・・・
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財務省が進める「消費増税」計画は、着々とコマを進めつつある。野田内閣は野党との協議が不調に終われば、今週にも消費増税法案の大綱を閣議決定する方向だという。日本を沈没させる『世紀の大失政』を止めるには、真実を暴くしかない。「闇株新聞」の運営者X氏が、財務省の『ウソ』と、財政再建への秘策を語った。[掲載]週刊朝日(2012年2月24日号、3月2日号、8200字)
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