【お知らせ】WEB新書は閉店しました。

医療・健康
朝日新聞出版

85歳まで現役!「ときめきラブライフ」を実現する10のオキテ

初出:2013年3月29日号
WEB新書発売:2013年4月12日
週刊朝日

このエントリーをはてなブックマークに追加

 年を重ねれば男女ともに、性機能に変化が訪れる。お互いの心身の変化をいたわりあいながら、死ぬまで現役を続けるにはどんな工夫が必要なのだろうか。婦人科の北村邦夫、泌尿器科の丸茂健の両医師が、とっておきの秘訣を伝授する。決め手はずばり「ときめき」と「いたわり」。さらにおなじみドクター周東寛医師が、閉経期の女性を襲う更年期障害の対策も伝授。360度の鉄壁防御で「死ぬまでときめき」を実現しよう。

◇第1章 痛みはカップルで共有すべし、夫を下の名前で呼んでみて
◇第2章 EDの放置は長寿に逆行 男性更年期にも対策を
◇第3章 ピンコロかなえる「更年期対策」


第1章 痛みはカップルで共有すべし、夫を下の名前で呼んでみて

婦人科医・北村邦夫

 中高年女性の性の悩みは閉経やセックスレスなどいろいろあります。性交痛もその一つ。スムーズなセックスのためには膣の潤いが欠かせませんが、閉経後は「濡れる」現象が起きにくくなる。正式には膣粘滑液といいますが、その分泌が減るんです。
 性的興奮が高まると男性は勃起しますが、女性の場合は血液が骨盤腔に集まって膣壁に張り巡らされた毛細血管が膨らみ、血管壁が開いて隙間からぽたぽた汗のように粘滑液が噴きだすわけです。ところが年齢を重ねて膣壁の動脈硬化が進んだりすると、その「汗」が出なくなる。
 その痛み、パートナーに伝えていますか? 日本家族計画協会家族計画研究センターでは、昨年ジェクス(コンドームメーカー)からの依頼で、インターネットで20〜69歳の男女に性に関する様々なリサーチをしました(18万2919人のうち有効回答6961人)。
 興味深かったのが性交時の痛みについてです。痛みは女性の敵。既婚の40歳代では「いつも痛い」が4・4%。「だいたい痛い」が8・3%。「たまに痛い」は63・8%。既婚の20歳代でも大差がなかったんです。若い世代で痛みが出るのは、はやる気持ちを抑えきれずウエットな状況が作られる前に挿入するなど、中高年とはまた別の理由だと思いますが、痛みを相手に「伝えている」割合が、女性全体で3割程度と少ないことが気になりました。
 相手に言えないのはムードが悪くなるから? それとも遠慮? でも、セックスは対等な関係の行為です。我慢も遠慮もやめてほしい。男性側が無神経だったり、自分勝手だったりして、ネガティブなことは伝えにくいという背景もあるでしょう。でも、言う前からあきらめず、まず伝えて、その上で対策を考えるようにしましょう。
 中高年に対しておすすめなのが・・・

このページのトップに戻る