政治・国際
朝日新聞出版

安倍晋三に告ぐ 石原慎太郎×亀井静香、対談で激論

初出:週刊朝日2015年7月24日号
WEB新書発売:2015年7月23日
週刊朝日

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 「原発反対、死刑反対なんて。亀ちゃん、気でも狂ったんじゃないか」。「石原先生こそおかしいんじゃない」。安倍晋三政権が有事法制の整備などを進める中、自民党出身の石原慎太郎氏と亀井静香氏に対談してもらった。自民党時代から「盟友」という2人だが、考え方が対極的な部分も少なくないようだ。ただ、大物政治家2人の激論は、かつての自民党の自由闊達な党風を思い起こさせる。

◇自民大物OBが安倍政権を叱咤
◇横田基地の返還、首相取り組んで
◇地震大国の日本、再稼働はダメだ


自民大物OBが安倍政権を叱咤

(石原) 亀ちゃん、気でも狂ったんじゃないか。原発反対、死刑反対、有事立法にも反対なんて。日本記者クラブで山崎拓、藤井裕久、武村正義たちと一緒に安保法案に反対する記者会見(6月12日)までしていたが、なぜ、あんなことするの。



(亀井) 慎太郎先生こそおかしいんじゃない。百田尚樹氏の発言などで木原稔青年局長が更迭された自民党の勉強会の件など、安保法制の論議はひどいもんだ。



(石原) あれは言葉尻をつかまえて醜聞に仕立て上げているだけ。議事妨害している野党は情けないよ。

(亀井) 逆だよ。こんな現象は晋三内閣が衰えた証拠。

(石原) いや、晋三はよくやっている。4月に米国の上下両院合同会議で披露した演説は素晴らしかった。米国も、心強い首相だと思っているよ。



(亀井) 晋三は「美しい日本をつくる」という気持ちがあったのに、逆になった。彼に何度も言ったんだ。日米同盟を強化して、対等な関係を目指すのは正しい。だけど、やり方を間違えている。

(石原) それは違うね。

(亀井) なぜかというと、晋三の祖父、岸信介さんも、たしかに在日米軍に基地の提供は認めていた。1960年の安保改定の時は米ソ冷戦下で、日本単独の防衛力ではソ連の脅威に対抗できなかったからね。ただし、軍事行動では共同歩調を取らないという選択をした。なのに晋三はこれまで集団的自衛権の行使を容認し、地球の裏側まで米軍と共同歩調を取るつもりだ。安保条約を越えている。

(石原) だから、ぜんぜん違うって・・・

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安倍晋三に告ぐ 石原慎太郎×亀井静香、対談で激論
216円(税込)

「原発反対、死刑反対なんて。亀ちゃん、気でも狂ったんじゃないか」。「石原先生こそおかしいんじゃない」。安倍晋三政権が有事法制の整備などを進める中、自民党出身の石原慎太郎氏と亀井静香氏に対談してもらった。自民党時代から「盟友」という2人だが、考え方が対極的な部分も少なくないようだ。ただ、大物政治家2人の激論は、かつての自民党の自由闊達な党風を思い起こさせる。[掲載]週刊朝日(2015年7月24日号、5800字)

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