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政治・国際
朝日新聞出版

育休と不倫は別の問題 自民3氏座談会

初出:2016年2月26日号
WEB新書発売:2016年2月25日
週刊朝日

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 育児休業を取るとしていた自民党(離党)の宮崎謙介氏が、不倫問題で衆院議員を辞職した。閣僚らの失言問題も相次ぐ。自民党はどうなっているのか。二階派副会長の鶴保庸介参院議員、前総務会長の野田聖子衆院議員、幹事長などを歴任した古賀誠氏の3人に、最近の政治について語り合ってもらった。宮崎前議員の不倫について、野田氏は「男性の育休とは全く別問題」と冷静に指摘した。

◇「自民党若手の劣化」を叱る
◇アベノミクスは失敗となるかも
◇『首取る』気持ちなければ、ダメ


「自民党若手の劣化」を叱る

 相次ぐ閣僚の失態と『ゲス不倫』で若手が議員辞職に追い込まれるなどスキャンダルが止まらない自民党。党重鎮の古賀誠氏、総裁選出馬に意欲を見せる野田聖子前総務会長、その元夫で参院幹部の鶴保庸介氏が鼎談し、たるんだ今どきの自民党若手に『喝』を入れた。(司会・大下英治)

(大下) 今国会で、育児のための休暇を取るとしていた自民党の宮崎謙介さんが、週刊文春で不倫疑惑を報じられ大騒ぎになりました。



(古賀) 不倫疑惑とはいえ、困ったものだ。



(野田) 大事なことは、今回彼が妻である金子(恵美)さんに対して行った不貞と、男性の育休とは全
く別問題ということ。彼がこういうことをしたから育休ができなくなるというのではなく、それはそれでこれはこれです。男性が育休を取るのは、常識というか当たり前のことにしていかないといけないという私の考えは変わらない。男性の育休は彼だけじゃなくて私も言ってきたし、私の夫も育休をしています。金子さんが状態の悪い中高齢出産のためにがんばってきて、宮崎さんが育休を取るという決意をしたと。それぞれ自身はどうであれ育休への考えは変えてほしくないし、堂々と宣言してほしいと思います。
 金子さんと親しいですし応援もしてきました。今一番大事なときですからね。私もつたない母親ですけれど、議員としてだけではなく母としてこの時期はこうだった、という経験を話しながらご連絡をとっています。



(大下) 宮崎さんは男性の育休取得が少子化対策になると主張していましたが、今、少子高齢化が一番大きい問題ですね。

(野田) 私が鶴保さんと結婚したのはもう15年前で、そのころから言っていたよね。

(鶴保) 言っていたね。

(野田) でもその当時は、少子化は女子供の話だと。本当に悔しい。15年経って今やっと首相自らが少子化は危機的だと言うけれど、当時、自民党は本当に動かなかったですよ。鶴保さんと結婚したときに「夫婦別姓」「事実婚」と言ったら、「事実婚はふしだらだ」と言われた。そういうところと今、戦うわけです・・・

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