世相・風俗
朝日新聞出版

家田荘子ルポ・熟年婚活はいま 「このまま終わっていいの?」

初出:週刊朝日2016年12月9日号、12月16日号、12月23日号
WEB新書発売:2017年1月5日
週刊朝日

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 「自宅でテーブルを動かすのも、電球を替えるのも一人…」「恋をすると心が明るくなるし、人に優しくなれる」。高齢化・核家族化を反映してか、パートナーを求める独身中高年の活動(婚活)が活発だ。パーティーやバスツアーなど、内容もさまざま。若い層との違いもある一方で、恋を求める気持ちに何ら変わりはないことも痛感させる。「このまま終わっていいの?」。婚活に参加した男性(69)の言葉が印象的だ。著書も多数ある人気作家・僧侶(高野山本山布教師)の家田荘子がルポする。(本文・家田荘子)

◇第1章 サロンパーティーの作法
◇第2章 バスツアーラプソディ
◇第3章 恋は命の幕を閉じるまで


第1章 サロンパーティーの作法

 パーティーにバスツアーと、熟年世代の婚活がにぎやかだ。年齢を気にしないで、結婚の機会を、そして幸せをグッとたぐり寄せる秘訣とは。参加者のホンネを探り、「熟年婚活」の今をリポートする。

 「お時間となりますので、男性の方、お一つずつ席のご移動をお願いします」
 進行役の女性の声かけで、男性たちはすみやかに女性の左側へと移動を始めた。丁寧にお辞儀をする男性もいれば、無愛想な男性や緊張で固まっている男性も。一方で女性は優しい笑みを浮かべ、感じがいい。
 ここは新宿駅南口前にある結婚相手紹介所「茜会」の「サロンパーティー」の現場である。
 約5分ごとに男性が移動して相手が代わると、2人はまず、職業や趣味などを記入したプロフィルカードを交換する。気に入った相手の場合、女性の笑う回数が増え、声が大きくなる。膝の距離を女性に近づけ、早くも肩にボディータッチする厚かましい男性も。苦手な男性の場合、女性の顔が後ろに引いていく。「息子の嫁」「お子さん」「孫」「若いですねぇ」といった言葉が幾度となく聞こえてくる。婚活サロンパーティーといっても、男性のみ53歳から64歳という年齢制限付きなのだ。
 「茜会」は、創業以来56年間、中高年の出会いサービスを続ける。男性は40代から80代、女性は30代から70代が入会し、会員数は4千人に上る。初期費用はコースによって3万5千円から12万6千円(税別)まで七つあり、入会審査には独身証明書類や住民票などが必要で、既婚者が紛れ込む心配はない・・・

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家田荘子ルポ・熟年婚活はいま 「このまま終わっていいの?」
216円(税込)

「自宅でテーブルを動かすのも、電球を替えるのも一人…」「恋をすると心が明るくなるし、人に優しくなれる」。高齢化・核家族化を反映してか、パートナーを求める独身中高年の活動(婚活)が活発だ。パーティーやバスツアーなど、内容もさまざま。若い層との違いもある一方で、恋を求める気持ちに何ら変わりはないことも痛感させる。「このまま終わっていいの?」。婚活に参加した男性(69)の言葉が印象的だ。著書も多数ある人気作家・僧侶(高野山本山布教師)の家田荘子がルポする。(本文・家田荘子)(2016年12月9日号、12月16日号、12月23日号、13400字)

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