経済・雇用
朝日新聞出版

日本ヒット商品列伝 ヤクルトからポケモンGOまで

初出:週刊朝日2017年3月10日
WEB新書発売:2017年3月16日
週刊朝日

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 良くも悪くも、現代社会では企業が発売する商品が新しい価値観・ライフスタイルを広めてきた。画期的な新製品を「週刊朝日」創刊の1922年から振り返る。今でも人気の「キリンレモン」はなんと28年発売。当時から着色料・人工甘味料等不使用をうたっていたのは先進的だ。あっという間に広がり、あっという間に見なくなったポケットベル、今の時代を先取りしていたような人工知能(AI)ロボット「AIBO」、電気自動車「たま」など、記憶に残しておきたい商品も多い。

◇第1章 新製品は時代を映し出す鏡/生活を変えた127品を一挙紹介
◇第2章 やっと時代が追いついた?/電気自動車「たま」(東京電気自動車)
◇第3章 あの人気アイテムは今?/「ポケベル B型RC11」(日本電電公社)
◇第4章 人工知能の進化が未来を…/「AIBO」(ソニー)


第1章 新製品は時代を映し出す鏡/生活を変えた127品を一挙紹介





 本誌創刊の1922年に新登場! 「一粒300メートル」のキャッチフレーズでおなじみの「グリコ」だ。



 現在にも通じる健康志向を打ち出し、カキから抽出したグリコーゲンを配合。パッケージには「文化的滋養菓子」と意気込みを記している。上野動物園の入場料が大人10銭(現在は600円)の時代、価格は10粒入り5銭。
 25年に本放送が始まったラジオ放送に合わせ、早川金属工業研究所は「鉱石ラジオ受信機」を販売した。鉱石ラジオとは、方鉛鉱や黄鉄鉱を使って電波を感知する初歩的なラジオで、輸入品のほぼ半額ながら1台3円50銭。まだ庶民には高嶺の花だった。
 今でこそ無着色飲料は一般的だが、89年も前に着色料だけでなく合成香料、人工甘味料も使わない炭酸ドリンクが現れた。28年に発売された麒麟麦酒の「キリンレモン」だ。もちろん今も愛飲されているが、爽やかな風味を生み出すのはレモンの皮と果実。瓶が透明なのは、無色透明であることをアピールするため。
 粉飾決算と大赤字で揺れに揺れている東芝は、創業以来、国産第1号家電を続々と開発してきた。30年には家庭用冷蔵庫と電気洗濯機、さらに31年にはアップライト型掃除機を相次いで発売した。当時の標準小売価格はそれぞれ720円、370円、110円だが、当時の大卒初任給が50円前後なので、ステータスシンボル的存在であった・・・

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日本ヒット商品列伝 ヤクルトからポケモンGOまで
216円(税込)

良くも悪くも、現代社会では企業が発売する商品が新しい価値観・ライフスタイルを広めてきた。画期的な新製品を「週刊朝日」創刊の1922年から振り返る。今でも人気の「キリンレモン」はなんと28年発売。当時から着色料・人工甘味料等不使用をうたっていたのは先進的だ。あっという間に広がり、あっという間に見なくなったポケットベル、今の時代を先取りしていたような人工知能(AI)ロボット「AIBO」、電気自動車「たま」など、記憶に残しておきたい商品も多い。(2017年3月10日、6400字)

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