文化・芸能
朝日新聞出版

E判定?そんなの関係ねえ 小島よしおの学生時代

初出:週刊朝日2017年4月7日号
WEB新書発売:2017年4月13日
週刊朝日

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 お笑い芸人の小島よしおさん(早大教育学部卒)は、高校時代はスポーツばかりで成績が良くなく、模擬試験では合格が困難な「E判定」。なんとか入った大学ではお笑いサークルに加わったが、ギャグはあまり受けなかった。受けなくても「そんなの関係ねえ」と叫んだら受けたという。大学入試に合格すると喜びでいっぱいだが、4年間は長いようで短い。小島さんら著名人5人が大学時代の思い出を語ってくれた。

◇第1章 勉強も遊びもとことん挑戦を/小島よしお(早稲田大学教育学部卒、お笑い芸人)
◇第2章 仲間を思い出し、伸びる背筋/松尾依里佳(京都大学経済学部卒、バイオリニスト、タレント)
◇第3章 お酒や麻雀覚えたのも落研の部室 春風亭一之輔(日本大学芸術学部卒、落語家)
◇第4章 途上国との行き来、大学が僕の基地/税所篤快(早稲田大学教育学部卒、NPO「eーEducation」創業者)
◇第5章 出会えた、応援し合える起業家仲間/宮澤弦(東京大学農学部卒、ヤフー上級執行役員)


第1章 勉強も遊びもとことん挑戦を/小島よしお(早稲田大学教育学部卒、お笑い芸人)

 お笑い一色の大学時代でした。入学後、先輩からお笑いサークル「WAGE」のライブに誘われ、見に行ったら面白くて入ってみたんです。人を笑わせ、目立つのが好きだから、自然な流れでしたね。1年生の終わり頃、WAGEのメンバーとしてお笑い大会に出たらスカウトされ、関東ローカル局のお笑い番組や「エンタの神様」に出演しました。
 そんなある日、学祭にバナナマンさんや浅草キッドさんに来てもらいました。本番前、俺らが『前説』してもウケないのに、いざ2組が壇上に立つと笑いの渦。プロのすごさを学びましたね。
 卒論のテーマは星新一。実はお笑いがらみです。WAGEのコントはショートストーリー仕立てでしたが、ライブのアンケートで「オチが弱い」とお客さんに書かれることが多くて。周囲から、星新一の本を読むといいよとアドバイスされ、読んだら面白いし、オチの勉強にもなりました。俺の提案したオチが採用されたことは一度もなかったけど(笑)。コントグループは、方向性の違いから5年で解散。就活していなかったから、卒業後はフリーターのようになりました。
 「芸人を続けろ、1年後にブレークする」。たまたま知り合った占師にそう言われ、縁あって今の事務所に入りました。ピンで始めたら、『そんなの関係ねえ』で売れた。あのギャグ、先輩にめちゃぶりされて滑り、(滑っても)そんなの関係ねえ、って言ったらウケたのが始まりなんです。
 父親も早稲田卒で、国政選挙に6度も立候補しました。家計がずっと苦しく、俺も2浪はできず1浪で決めなきゃいけなくて。浪人中は一日16時間くらい勉強したかな。お金がなかったから、予備校で一科目の単科授業だけ取って自習室で勉強。コスパのいい受験生ですよ。赤本を繰り返し解いているうちに、変な自信がつきましたね。
 早稲田の商、教育、社会科学の3学部と法政の法学部を受けました。早稲田を選んだのは、私立で一番いいところにいってやろうと思って。
 高校(千葉市立稲毛高校)時代は野球漬けで、成績は400人中360位。浪人中の模試でも早稲田はE判定。無理ってみんなから言われていたんです。でもあまのじゃくなところがあるから、無理だと言われると、逆に燃えましたね。
 E判定だから無理? そんなの関係ねえ!・・・

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E判定?そんなの関係ねえ 小島よしおの学生時代
216円(税込)

お笑い芸人の小島よしおさん(早大教育学部卒)は、高校時代はスポーツばかりで成績が良くなく、模擬試験では合格が困難な「E判定」。なんとか入った大学ではお笑いサークルに加わったが、ギャグあまり受けなかった。受けなくても「そんなの関係ねえ」と叫んだら受けたという。大学入試に合格すると喜びでいっぱいだが、4年間は長いようで短い。小島さんら著名人5人が大学時代の思い出を語ってくれた。(2017年4月7日号、5700字)

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