経済・雇用
朝日新聞出版

時代は転職バブル 働き方改革で会社も変わる

初出:週刊朝日2017年4月21日号
WEB新書発売:2017年4月20日
週刊朝日

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 新年度が始まると転職市場が盛り上がる。リーマンショックで落ち込んだ求人はその後回復、今や「空前の売り手市場」だ。民間調査によると、人気企業の第1位はグーグル、2位はトヨタ自動車。転職にあたっては、キャリアアップより家庭や子育ての環境を重視する傾向がある。ペットと一緒に出勤できたり、「サッカー休暇」があったり、社員への「やさしさ」を重視する会社も増えた。「働き方の多様化」「ワーク・ライフ・バランス」などと言われて久しいが、それは働く側だけでなく企業にも影響を与えている。

◇第1章 転職バブルの勝ち組負け組
◇第2章 社員にやさしすぎる会社/やる気upで業績も上昇!?
◇第3章 週休3日は夢物語!?/業務にしわ寄せ、かえってストレス?


第1章 転職バブルの勝ち組負け組

 新年度が始まり、今は転職市場が最も盛り上がる時期。人手不足で求人数は過去最高を更新し、「転職バブル」とも言われる。希望の企業や仕事に移る人が目立つ一方で、年齢の壁もあり、うまくいかない人もいる。「勝ち組」と「負け組」がはっきり分かれている状況だ。

 「転職市場に18年間関わっているが、今が最も活況だ。目標どおり人材を確保できている企業は一握りしかいない」
 こう指摘するのは、大手人材会社インテリジェンスの転職サービス「DODA(デューダ)」の木下学編集長(40)。2008年後半のリーマン・ショックで求人は急減したが、徐々に回復して13年後半ごろから大きく伸びている。
 DODAがまとめた2月の概況によると、サービス登録者に対して中途採用の求人が何件あるかを示す「転職求人倍率」は、前月比0・03ポイント増の2・38倍になった。
 求人数は前月比2・5%増と最高を更新し、転職希望者数は同1・3%増だった。4月入社をめざして求人を出す企業と転職活動をする人がともに増え、かつてない活況となった。3月以降も採用意欲は衰えておらず、転職求人倍率はさらに上がる可能性が高い。
 木下編集長は「就きたかった仕事や大企業に移れるチャンス。希望に近い求人があれば、応募することをお勧めしたい」と話す・・・

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時代は転職バブル 働き方改革で会社も変わる
216円(税込)

新年度が始まると転職市場が盛り上がる。リーマンショックで落ち込んだ求人はその後回復、今や「空前の売り手市場」だ。民間調査によると、人気企業の第1位はグーグル、2位はトヨタ自動車。転職にあたっては、キャリアアップより家庭や子育ての環境を重視する傾向がある。ペットと一緒に出勤できたり、「サッカー休暇」があったり、社員への「やさしさ」を重視する会社も増えた。「働き方の多様化」「ワーク・ライフ・バランス」などと言われて久しいが、それは働く側だけでなく企業にも影響を与えている。(2017年4月21日号、9600字)

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