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朝日新聞出版

浅田真央に贈る言葉 「フィギュアの外には世界が広がっている」

初出:週刊朝日2017年4月28日号
WEB新書発売:2017年4月27日
週刊朝日

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 フィギュアスケートの浅田真央さんが引退を表明した。記録以上に記憶に残る選手だったのだろう。各界から多くの声が寄せられた。「スポーツ選手ならいつかは幕を閉じる時がくる。フィギュアの外には世界が広がっている」と、カザフスタンのデニス・テンさん。「姉妹みたいにいつも一緒だった」という安藤美姫さんは「同じ時代に滑れたことを誇りに思う」と告白する。このほか、渡部絵美、村主章枝、やくみつるら各界の多数のみなさんの声を集めた。

◇第1章 「もう一度人生あるならスケートの道は行かない」/海外からもエール続々
◇第2章 トリノ・オリンピックに出ていたら、間違いなく金メダルをとっていた/渡部絵美 元日本代表、プロスケーター
◇第3章 同時代に日本代表として滑れたことを誇りに思う/安藤美姫 元日本代表、プロスケーター
◇第4章 真央のファンだからこそ現役続けることは勧めなかった/村主章枝 元日本代表、プロ振付師
◇第5章 母親の遺伝子受け継いだ感謝と恩返しの人/渡辺克樹 東海テレビプロダクションディレクター
◇第6章 あんな選手はこの先100年現れない/鳥海貴樹 NHKアナウンサー
◇第7章 礼儀正しくて明るい女の子だった/伊藤三郎 名古屋スポーツセンター
◇第8章 みんなこれ以上苦悶する姿は見たくない/やくみつる 漫画家・テレビコメンテーター
◇第9章 浅田真央が愛される理由/杉本厚夫 関西大学人間健康学部教授


第1章 「もう一度人生あるならスケートの道は行かない」/海外からもエール続々


 女子フィギュアの浅田真央選手(26)が4月10日深夜、自身のブログで引退を発表した。2日後の会見では「やり残したことはない。全部出しきった」と晴れやかな表情で語った。最後は笑顔で、次の一歩を踏み出した真央。小さいころからの夢だった「五輪の金メダル」は実現できなかったが、誰からも愛される国民的なアイドルになった。


 〈突然ですが、私、浅田真央は、フィギュアスケート選手として終える決断を致しました〉
 ブログに「引退」という文字はなかった。この言葉は、ずっと本人を苦しめてきたのかもしれない。
 会見では決断したのは2月ごろだったと説明した。最後の舞台となった昨年の全日本選手権でも、代名詞のトリプルアクセルに挑戦した。あれが最後だったならば、華やかに特別なセレモニーでもしてあげたかったと思った人も多いだろう。
 12歳で全日本選手権に初出場し、これまでに6度優勝した。
 「スケートを始めた小さいころは、いろんな技ができるようになっていくのが楽しかった・・・

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浅田真央に贈る言葉 「フィギュアの外には世界が広がっている」
216円(税込)

フィギュアスケートの浅田真央さんが引退を表明した。記録以上に記憶に残る選手だったのだろう。各界から多くの声が寄せられた。「スポーツ選手ならいつかは幕を閉じる時がくる。フィギュアの外には世界が広がっている」と、カザフスタンのデニス・テンさん。「姉妹みたいにいつも一緒だった」という安藤美姫さんは「同じ時代に滑れたことを誇りに思う」と告白する。このほか、渡部絵美、村主章枝、やくみつるら各界の多数のみなさんの声を集めた。(2017年4月28日号、5900字)

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