社会・メディア
朝日新聞出版

大人の京都は「はずす旅」 「なぞる旅」はつまらない

初出:週刊朝日2017年10月27日号
WEB新書発売:2017年11月2日
週刊朝日

このエントリーをはてなブックマークに追加

 京都は旅行先として大人気だが、難点は混雑。どこに行っても人であふれ、時間と場所によっては首都圏の通勤電車のようだ。そこで、お薦めの旅の方法がある。午前6時の清水寺に行ってみよう。静かにたたずむ寺の全体像をじっくり視界におさめることができる。早朝から拝観できる寺社は結構多いのだ。雑誌やネットで人気スポットを探すのもいいが、「なぞる旅」ではつまらない。町屋で自炊する、居酒屋で昼から飲むなど、リクルートで「週刊住宅情報」編集長などを歴任して独立した大久保恭子が京都のお薦めの旅をお伝えする。

◇第1章 外しの京都/早朝6時に観光、銭湯、昼飲み!
◇第2章 一見さんから小店の常連さんへ『外す』
◇第3章 ホテルを『外し』て町家で自炊
◇第4章 上級編は鴨川沿いの名所旧跡ハイキング


第1章 外しの京都/早朝6時に観光、銭湯、昼飲み!

 まずは、広く浅く有名観光スポットを駆けずり回ることから、一つの町を隅から隅まで一本の通りを端から端までというように狭く深くへ外してみましょう。
 私は以前、京都市上京区の千本新出水という、西陣に近いところの町家に半年間住み、今も京都のマンションと東京の住居を行き来する生活を続けています。
 この辺りがガイドブックに載ることはめったにありませんが、実は平安時代の内裏があったところで、住んでいた町家も、かの弘徽殿の跡地に建てられたものでした。
 源氏物語ゆかりの桐壺跡だったという近所の和ろうそく屋さん「内田蝋燭店」を起点とし、わが町家を終点とする平安宮内裏跡巡り1・5時間コースができてしまう環境でした。
 この町にはお店自体が国の登録有形文化財となっている創業200年近い油屋「山中油店」(写真)もあります。その近くには豆腐屋さんの「岩本豆腐店」があり、夏限定のきぬごしは、ほのかに柚子の香りがし、有名ブランドの豆腐と比べても負けていない。ボウルを持ってよく買いに行きました。

 京都の通りは碁盤の目状に南北・東西を走り、わかりやすいので、面白さに誘われて脇道に入ったとしても、迷うことはありません。私がよく歩く二条通の歩き方をご説明します・・・

購入する

この記事の続きは、WEB新書でお読みいただけます。

大人の京都は「はずす旅」 「なぞる旅」はつまらない
216円(税込)

京都は旅行先として大人気だが、難点は混雑。どこに行っても人であふれ、時間と場所によっては首都圏の通勤電車のようだ。そこで、お薦めの旅の方法がある。午前6時の清水寺に行ってみよう。静かにたたずむ寺の全体像をじっくり視界におさめることができる。早朝から拝観できる寺社は結構多いのだ。雑誌やネットで人気スポットを探すのもいいが、「なぞる旅」ではつまらない。町屋で自炊する、居酒屋で昼から飲むなど、リクルートで「週刊住宅情報」編集長などを歴任して独立した大久保恭子が京都のお薦めの旅をお伝えする。(2017年10月27日号、5100字)

    スマートフォン、タブレットでも読めます。

    Facebookでのコメント

    このページのトップに戻る