経済・雇用
朝日新聞出版

次は信用金庫 さらに深刻化する地域金融生き残りサバイバル

初出:週刊朝日2017年11月17日号
WEB新書発売:2017年11月23日
週刊朝日

このエントリーをはてなブックマークに追加

人口が減り超低金利も続くなか、地域金融機関の経営環境は一層厳しくなっている。各地で再編観測が絶えないが、『地方銀行消滅』の著者は、「ここにきて地銀より信用金庫の動きが注目される」という。なぜ今、信金なのか。どこまで集約されるのか。大胆予測してもらった。

◇第1章 264が3分の1に!?越境再編も/信金サバイバル
◇第2章 貸出金利は低下、預金も運用難に
◇第3章 終わらない再編、効率化をめざす
◇第4章 通用しない常識、業態超え合併も


第1章 264が3分の1に!?越境再編も/信金サバイバル

 津田倫男氏は2016年9月に出した『地方銀行消滅』(朝日新書)の中で、現在、105ある地銀、第二地銀は、大手信金も巻き込んで20から30のグループに再編・統合されると予測した。
 「その考えは今も変わっていません。事実、今年に入ってからは、三重で三重銀行と第三銀行が、新潟では第四銀行と北越銀行が、それぞれ経営統合で合意しました。新潟の経営統合は半年間、延期になってしまいましたが、金融激戦区での信金の具体的な動きを見ていると、信金再編のほうが同時並行か、場合によっては先行するのではないかと考えるようになりました」
 津田氏が指摘するのは、数多くの信金がひしめく静岡県と北海道の動きをさす。
 9月1日、静岡で二つの合併が発表された。県内トップの浜松信金が磐田信金と、同2位のしずおか信金が焼津信金と、それぞれ合併する組み合わせである。県内には信金が12あるから、3分の1にあたる4金庫が絡んでいたことになる。
 道内に信金が23あった北海道では、今年1月に道南の江差信金と函館信金が合併して「道南うみ街信金」が誕生した。来年1月には道内3位の札幌信金が近隣の北海信金、小樽信金と合併し、「北海道信金」が生まれる。北海道信金は預金量が1兆円を突破し道内トップとなり、地域の金融地図が塗り替わる・・・

購入する

この記事の続きは、WEB新書でお読みいただけます。

次は信用金庫 さらに深刻化する地域金融生き残りサバイバル
216円(税込)

人口が減り超低金利も続くなか、地域金融機関の経営環境は一層厳しくなっている。各地で再編観測が絶えないが、『地方銀行消滅』の著者は、「ここにきて地銀より信用金庫の動きが注目される」という。なぜ今、信金なのか。どこまで集約されるのか。大胆予測してもらった。(2017年11月17日号、5100字)

    スマートフォン、タブレットでも読めます。

    Facebookでのコメント

    このページのトップに戻る